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痛快ダンクだけじゃない、仲間と噛み合う八村塁の力「僕らも良いものが得られた」

8/23(金) 9:15配信

バスケット・カウント

問題をすぐに解消させて遂行できるのは、優れた選手の証

文=鈴木健一郎 写真=野口岳彦



「最後は経験の差じゃないですけど、アルゼンチンにガッと離されて負けたんですけど、オフェンスでもディフェンスでも僕らも良いものが得られたんじゃないかなと思います」

ワールドカップに向けたチーム強化で最も大事な今週の3試合、その初戦のアルゼンチン戦を終えて八村塁はこう語る。「経験の差でやられたイメージ。そこは僕らもこれから経験を積んでいくので、今日みたいな試合は絶対に忘れず、これからに生かしたい。あちらは決めるべきところを決めて、こちらは決めるべきところで全然決められなかったので、そこが経験の差」

アルゼンチンは日本に対してほぼスカウティングをしていなかったようで、それがハイスコアゲームとなった一つの要因なのだが、それでも八村へのマークは厳しかった。NBAプレーヤーになったことで、これからどこと戦うにしても相手は自分のことを知っており、警戒してくる。

先週のニュージーランド戦では、そうした状況でもチームメートは八村を優先してボールを預け、八村は強引な仕掛けとシュートを繰り返した。エースが決めればチームは勢い付くが、逆のケースもある。ニュージーランドとの2試合では、その2つが交互に出た。ではこのアルゼンチン戦ではどうだったか。八村は23得点を挙げるとともに、篠山竜青の7に次ぐ5つのアシストを記録。自分にマークを引き付けて空いた味方を生かすプレーがしばしば出た。前週の問題をすぐに解消させて試合の中で遂行できるのは、優れた選手の証である。

「今日もマークが厳しく、そういうところで僕らもプレーメーキングすることで、チームがどんどん、どのポジションからも点数を取れることが強みなので、そこは今日生きていたんじゃないかなと思います」

第2クォーターの終盤、八村は自らボールプッシュしてニック・ファジーカスのためにスペースを作って3ポイントシュートをアシストした。その直後にはアーリーオフェンスで迷わず仕掛け、2人を引き付けて馬場雄大のリバースレイアップをアシスト。連続得点でアルゼンチンにタイムアウトを取らせる会心のアシスト2発だった。

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最終更新:8/23(金) 9:15
バスケット・カウント

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