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沖縄の若者、選挙のたび増える「自民支持」 出口調査から見えた「別の表情」 オール沖縄との得票率の差

8/27(火) 7:00配信

withnews

7月21日にあった参院選の沖縄選挙区(改選数1)では、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力が推す候補が当選しました。一方で、20代や30代の傾向を調べると「別の表情」が浮かび上がります。前回参院選、知事選、そして今回参院選で沖縄に吹いた風の輪郭へ迫ります。(朝日新聞世論調査部・小野智美)

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勝ちパターンは中高年層と無党派層の支持

「オール沖縄」勢力が推す候補は、2016年の前回参院選と昨年9月の沖縄県知事選でも勝利しています。

前回参院選は、オール沖縄が推す無所属新顔の伊波洋一氏が自民現職の島尻安伊子氏ら2氏を破りました。このときの出口調査(県内60カ所、有効回答3281人)では、年代別で見ると20代をのぞく全世代で伊波氏への支持が上回り、なかでも50代以上では6割強の支持が集まりました。

昨年の沖縄県知事選は、翁長雄志知事の急逝に伴い、9月30日に行われました。オール沖縄が推す前衆院議員の玉城デニー氏が、前宜野湾市長の佐喜真淳氏=自民、公明、維新、希望推薦=ら3氏を破り、初当選しました。

このときの出口調査(県内90カ所、有効回答4032人)では、年代別では30代以上で玉城氏への支持が上回り、50代以上では6割台の支持が集まりました。


今回の参院選はオール沖縄が推す無所属新顔の高良鉄美氏が、自民新顔の安里繁信氏=公明推薦=ら3氏を破りました。今回の出口調査(県内60カ所、有効回答2955人)では、年代別で見ると40代以上で高良氏への支持が上回り、50代以上は過半数におよびました。今回の参院選でも、オール沖縄が推す候補は中高年層に浸透していたことがわかります。

出口調査で分析した支持政党別の投票先でも、オール沖縄が推す候補の特徴が見て取れます。それは野党の大半を押さえた上で、無党派層の多数を取り込むという少数派の野党候補には必須の「勝ちパターン」を踏んでいることです。

分析結果からは、今回の参院選でも野党支持層を固めたうえで、無党派層から7割近くの支持を集めていることが見えてきました。

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最終更新:8/27(火) 7:00
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