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【旭堂南鷹の競馬講談したい馬】新潟2歳Sに出走するキズナ産駒クリアサウンド

8/23(金) 21:33配信

東スポWeb

【旭堂南鷹の競馬講談したい馬】僕を凱旋門賞に連れて行ってくれる角居厩舎のキセキがフランスに到着。角居先生から送ってもらった写真には、さすがに腹回りがほっそりとしたキセキの姿があった。しかし、「カイバ食いは良好」なら心配は無用。酷暑がニュースになっていたフランスも「天気は心地良くて朝晩は寒いくらい」。日本はまだ暑さが厳しいだけに、早めの遠征も吉と出たのではないだろうか。前哨戦のフォワ賞を走って、いざエネイブルの待つ凱旋門賞だ。

 凱旋門賞の前哨戦といえば、本番より興奮したレースがあった。2013年ニエル賞。その年の日本ダービー馬キズナは「次は世界(凱旋門賞)へ」の旗印を掲げて“チーム絆”として海を渡る。前哨戦として選んだのが3歳限定のニエル賞だった。ここには本場イギリスのダービー馬ルーラーオブザワールドも出走。日英のダービー馬対決が話題を集めていた。

 レースは近所の寿司屋でスマホ観戦。キズナが抜け出したところへ猛然と馬群を割ってルーラーが迫る。2頭は馬体を併せたが、わずかにキズナのハナが出ていたのはスマホの小さな画面でも確認できた。

 切れ味が身上のキズナの父は言わずもがなディープインパクト。ディープ産駒は軽い馬場でより力を発揮する。だが、キズナはロンシャンの重馬場を苦にせず日英ダービー馬対決を制覇。本番への期待は膨らむばかりだった。

 そのキズナ産駒が今年デビューし、早々とビアンフェが函館2歳Sを勝利。ディープの後継者として上々のスタートを切った。

 その勢いに乗ろう。新潟2歳Sに出走するクリアサウンドの杉山調教師は「個体差はあるだろうけど、クリアはスピード色が濃いですね」と言う。いいじゃない。牝馬だもの。ウーマンズハートの切れを速さで制するか。桜花賞への戦いもすでに始まっている。

【プロフィル】きょくどう・なんおう 講談師。マイケル・ジャクソンの自伝を読んで講談師の道を決意。演目は競馬、MJの他に「五代友厚」をシリーズ化。毎週日曜7時~ラジオ関西「南鷹の今昔なにわ物語」出演中。夢はグラミー賞朗読部門。

最終更新:8/23(金) 21:35
東スポWeb

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