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内村航平、両肩の痛み和らぎ手応え 全日本シニアから復活へ

8/23(金) 8:11配信

西日本スポーツ

 体操男子の個人総合で五輪を2連覇している内村航平(リンガーハット)が30日に開幕する全日本シニア選手権(福井)から復活への道を歩みだす。

【写真】笑顔で現在の心境を語る内村

 4月の全日本個人総合選手権で予選落ち。2008年北京五輪から続いていた世界大会の出場が11年連続で途絶え、東京五輪出場は「夢物語」と話すまで追い込まれた。だが、不振の原因となった両肩の痛みが和らぎ、金メダルを目指す東京五輪は「かなえられる夢以上」と手応えを示している。

■全日本個人総合予選落ち

 4度目となる五輪への道をしっかりと歩みだした。8月末から始まる全日本シニアは1年後に再び輝けるかどうかを占う大事な“復帰戦”。全日本個人総合選手権で予選落ちの原因となった両肩の痛みから回復しつつあり、「思ったよりはいいかなと思う。肩の(痛い)状態がギリギリまで引っ張るのではないかという予想が覆っているので」と表情は明るい。

 東京五輪まで1年を切った。地元開催の五輪は過去3大会と全く違う心境で1年前を迎えている。北京五輪1年前の2007年は大学1年生。「『五輪に出たいな、出られるかもしれないな』という感じ」。彗星(すいせい)のごとく登場した19歳は個人総合と団体で2個の銀メダルを獲得。12年のロンドンは「金が取れる位置にいて、取らなければいけない。そういう重圧も持ちつつやっていた」と振り返った。

 リオデジャネイロは個人よりもチームを最優先した結果が個人総合と団体の2冠につながった。「個人は団体でしっかり貢献するためにやっているみたいな感覚」。そして東京へ向けては「もう、波乱しかないです」と苦笑いした。実際、リオの後の3年間は紆余(うよ)曲折の連続だった。体操界で初のプロ選手となり、地元長崎創業の「リンガーハット」との所属契約をはじめ、複数の企業と契約した。

 近年、体操の大会の光景が変わった。「前は(選手が着る)Tシャツ、ジャージーに書いてあるのは所属名だけだったけど、昨年くらいからスポンサーロゴをつけている」。支援する企業が増えることは競技環境の充実につながる。「そこはちょっと貢献しているんじゃないかな」。そう喜ぶ一方、10年以上、体操界を引っ張ってきた30歳の体は悲鳴を上げている。

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最終更新:8/23(金) 11:39
西日本スポーツ

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