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パスタソースは個食タイプの簡便性が人気で市場をけん引

8/23(金) 17:30配信

日本食糧新聞

パスタ・パスタソース市場は、秋冬本格需要の裾野拡大に向けた商品ラインアップが充実している。パスタ市場は、国産商品が安定して推移しているものの、輸入品がやや伸び悩んでいる。パスタソースは、個食タイプの簡便性が支持を得て、引き続きけん引役となっている。冷凍パスタの好調の影響を受けているものの、家庭内でのパスタメニューは根強く人気であることから、簡便性や高品質などパスタ・パスタソースならではの提案を行うことで、成長を図っていきたい。

パスタは時短・健康ニーズ対応

パスタカテゴリーは、ロングパスタ中心に展開され、中でも容量がわかりやすく使い勝手の良い結束タイプが人気となっている。また、消費者の時短ニーズの高まりで、早ゆでタイプの好調も継続している。結束や早ゆでは、国産ブランドがメーンで展開し、機能面や品質面で輸入品との差別化を図っている。

一方、輸入品については、4月まで輸入量が増えていたものの、5、6月と2ケタ減となり、上半期トータルでも前年比3.1%減となっている。日欧EPAの発効で、関税の撤廃や引き下げが行われていることから、輸入量は大幅に増えることが予想されていたものの、需要との兼ね合いで慎重になっているように思える。

輸入品については、イタリア産メジャーブランドや、有機など特徴のあるアイテムは安定しているものの、低価格路線の商品はやや低調な状況となっているため、今後は輸入品もブランドを訴求して育成していく必要がある。

秋の需要期(9~11月)に関しては、消費者ニーズの時短や健康への対応に加え、潜在需要の高いショートパスタの拡大などの提案に取り組むことで、活性化を目指す。

パスタソースは、簡便性の高さや個食化の影響から、あえる・かけるタイプが売上げを伸ばしている。だが、ソース全体では、ファミリー層などの需要が落ちていることから、トータルでは伸び悩んでいる。

秋冬は、個食ニーズに対して、引き続きあえる・かけるタイプを提供していき、さらなる販売増に取り組む。半面、ファミリー層や手作り需要向けは減少傾向にあるものの、需要は確実に存在しているので掘り起こしを狙う。

その活動として、アレンジを楽しむ提案を行う。素材と組み合わせたパスタメニューの広がりに加え、肉や魚などといっしょに調理することで主菜メニューへの活用など、用途拡大を提案する。これにより、利用頻度を高めていく。

※日本食糧新聞の2019年8月23日号の「パスタ・パスタソース特集」から一部抜粋しました。

日本食糧新聞社

最終更新:8/23(金) 17:30
日本食糧新聞

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