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あおり運転 どう防ぐ? 広がる“包囲網” ドラレコ普及や通報増 車間距離不保持摘発は2.6倍に

8/23(金) 6:10配信

上毛新聞

 茨城県の常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件などを契機に、群馬県内のカー用品店でドライブレコーダー(ドラレコ)の販売が急増している。自衛手段を講じようと平日でも多くの客が訪れ、ドラレコを作る県内企業はフル操業が続く。群馬県警も社会的な関心の高まりを背景に近年摘発を強化、昨年の道交法違反(車間距離不保持)の摘発件数は3年前の2.6倍に。あおり運転に絡んだ事件が多発する中、悪質運転への“包囲網”が広がっている。

◎「各種情報」の通報も1万1973件に

 「ドラレコの購入者が茨城の事件報道前の2、3倍になっている」。カー用品店、オートアールズ前橋みなみモール店の副店長は売り上げの急増に驚く。ドラレコ市場は拡大を続けているが、事件報道後の2週間は飛び抜けて販売数が増えているという。

 2017年に東名高速道路で起きた夫婦死亡事故後、二つのカメラで前後を録画できる商品が普及。常磐道の事件以降は室内を含めて360度撮影できる商品も人気だ。売れ筋の価格は、取り付け工賃を含めて2万5000円程度のものから、同4万円程度に上がった。副店長は「自らの身を守るため、機能の充実した商品を買う消費者が増えている」と指摘する。

 スーパーオートバックス前橋(前橋市鳥羽町)でも客が増えており、土日のドラレコの取り付けの予約は2週間ほど埋まっている。店舗では「ドライブレコーダー録画中」などと書かれたステッカーの販売も好調で、担当者は「ドラレコは装備していないけれど、あおり運転に巻き込まれないために購入する人もいるのでは」と分析する。

 ドラレコを製造するワーテックス(桐生市堤町)には注文が続々と入っており、工場では派遣労働者を雇うなど生産体制を強化して対応している。

 県警は東名高速での事故などを受け、道交法違反(車間距離不保持)の摘発を強化している。昨年は高速道でヘリコプターと警察車両が連携した取り締まりを開始。15年に264件だった同容疑での摘発は677件に急増した。今年1~7月も前年同期比62件増の459件となっている。

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最終更新:8/23(金) 6:10
上毛新聞

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