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英国の離脱まで2カ月 仏大統領も、協定案の再交渉突っぱねる

8/23(金) 10:15配信

ロイター

英国のジョンソン首相はフランスのマクロン大統領とパリで会談し、EU離脱協定案の再交渉をしようとしたが、マクロン大統領の答えは明らかに「ノン」だった。

マクロン仏大統領は次のように述べた。
「今後1カ月後に、原型から程遠い離脱協定案を目の当たりにすることはないと、明確にしたい」
離脱期日までわずか2カ月という時期に、全く新しい協定案を交渉したい英首相に、仏大統領が改めて釘を差した。
ジョンソン首相は初の外遊を利用し、合意なき離脱をちらつかせている。
だが、この日は仏大統領から「ノン」、前日は独首相から「ナイン」と言われた。いずれも「否」だ。
トップレベルの瀬戸際戦術にもかかわらず、彼らは離脱を示唆した。
ジョンソン首相が協定案から、アイルランド国境問題の「バックストップ」を削除したいなら、代替案を策定しなければならない。
マクロン大統領はこう述べた。
「ジョンソン首相の求めている、バックストップに関する質問に答えるが、適切な解決策を探ることなく、10月31日を迎えることはないだろう」
だが、アイルランド島内のハードボーダー(厳格な国境管理)を阻止するメカニズムは不可欠であり、英国の運命は首相に委ねられているとマクロン氏は言う。
合意なきブレグジットは誰も望んでいないが、EU側は準備ができている。
一方、ジョンソン首相はEU側のコートにボールを投げ続けている。
「マクロン氏にも仏国民にも明確にしたい。私はもちろん、協定を結びたい。そして、協定は可能だと思う」
もし失敗すれば、英国は合意のないまま10月31日にEUを離脱するかもしれない。経済はゆらぎ、英国内の亀裂はさらに深まるかもしれない。
英議会はそれを阻止するため、最善の努力をしており、国民投票のやり直しも可能性の一つだ。
今後数カ月のうちで唯一確実なのは、さらなる紆余曲折があることだけだ。

最終更新:8/23(金) 10:15
ロイター

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