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「韓国にとって日本は敵に」GSOMIA破棄で崩れた前提、日本政府がとるべきは「世論対策ではなく国際社会への発信」

8/23(金) 19:33配信

AbemaTIMES

 22日、韓国政府は24日に更新期限を迎える日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄すると発表した。日本政府内には失望と批判が広がり、アメリカも強い調子で韓国政府の決定を批判している。

 GSOMIAとは、お互いに交換される秘密軍事情報の保護を目的とし、相手国の事前の承認がない限り提供を受けた情報を第三国に提供できない一方で、スムーズな情報交換によって安全保障を強化できるというもの。日本と韓国の間では、2016年11月に締結された。

 GSOMIA破棄によって重要になってくるのが、北朝鮮のミサイル問題だ。日本は朝鮮半島が有事の際、現地での戦況や作戦行動の情報、平時も現地の情報が得にくくなる。韓国は、北朝鮮が発射したミサイルの分析情報が得にくくなり、分析も日本より劣るとされ影響が大きいとみられている。さらに、日米韓では安全保障上のスムーズな連携がとれなくなり、合同軍事演習などへの影響が懸念される。

 今回の韓国の決定に関して、国際ジャーナリストの高橋浩祐氏は「認識が足りないところがある」として、「韓国にとって、日本はパートナーではなく敵対者になっている。文政権にとっては北朝鮮がパートナーで、これまでの考えと逆。GSOMIAの前提は日本がパートナーだが、それが崩れて論理が通じなくなっている」と指摘する。

 GSOAMIAについては9日、文大統領とエスパー米国防長官が会談を行い、日米韓の協力の重要性を確認。15日の光復節演説で文大統領は「今からでも日本が対話と協力の道に出るなら、私たちは喜んで手を握る」と融和な姿勢を見せていた。

 そこから一転、GSOMIA破棄という決断に至った経緯について高橋氏は「一番大きいのは21日の日韓外相会談。日本が対話する姿勢を見せなかったことで、韓国は破棄に踏み切ったのだと思う。日韓の外相が話したのはわずか40分で、明らかに対話不足。お互いに主張を述べ合っただけで、日本が韓国に少しのりしろを与えることを言っていたら、このような事態にはならなかったと思う」との見方を示す。

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最終更新:9/10(火) 14:11
AbemaTIMES

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