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ジェファーソン・エアプレインの『フィルモアのジェファーソン・エアプレイン』はライヴアクトとしての実力を世界に知らしめた傑作!

8/23(金) 18:02配信

OKMusic

ジェファーソン・エアプレインはアメリカを代表するロックグループのひとつであり、その存在はドラッグやヒッピーといったアメリカならではのアイテムと密接に関連しているため、日本人には理解しにくい部分がある。ジェファーソンとともにサンフランシスコの3大グループと呼ばれたグレイトフル・デッドやクイックシルバー・メッセンジャー・サービスについても同じことが言えるのだが、サイケデリックロックと呼ばれた彼らの新しいスタイルは、60年代半ばに起こったブリティッシュ・インヴェイジョンからの巻き返しを図っただけでなく、ロックンロールが“ロック”へと変わったことを実感させるサウンドで、70sロックへの橋渡し役も務めた。今回取り上げるのは彼ら初のライヴ盤となった5thアルバム『フィルモアのジェファーソン・エアプレイン(原題:Bless Its Pointed Little Head)』では、ライヴアクトとして大いに評価されていただけに、スケールの大きい演奏が繰り広げられている。クリームやザ・フーなど、ブリティッシュロックのアーティストにも大きな影響を与えた傑作である。

ライヴ可能なコーヒーハウスの隆盛

1950年代末、すでにロックンロールが生まれていたとはいえ、その頃の流行はフォーク・リバイバルであり、アーティストが多くいた東海岸ではライヴ演奏のできるクラブの開店が待たれていた。日本でよく知られているのは、グリニッチ・ビレッジのビターエンドやガーズ・フォーク・シティ、ボストンのクラブ47あたりだろうか。60年代初頭には大小さまざまなクラブが作られ、フォークシンガーたちは毎夜のように出演していた。ボブ・ディラン、エリック・アンダーソン、フィル・オクス、ハッピー・アンド・アーティ、デイヴ・ヴァン・ロンク、トム・パクストン、ジョーン・バエズ、ジュディ・コリンズ、ティム・ハーディン、ジェリー・ジェフ・ウォーカー等々、この時代のフォークシンガーは今でも忘れられてはおらず、彼らの歌や精神は現代の若手シンガーにも影響を与え続けている。

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最終更新:8/23(金) 18:02
OKMusic

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