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ソフトウエアとデジタルデバイスを刷新 メルセデス-AMG GTロードスター 試乗

8/23(金) 9:50配信

AUTOCAR JAPAN

最新のAMGソフトウエアとデジタルデバイスを搭載

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

スーパー・スポーツカーのメルセデス-AMG GTロードスターが2019年版として手直しを受けた。同じアッファルターバッハのブランドには4ドア版のGT63も存在するが、今回取り上げるのは2ドアGTだ。

【写真】GTロードスターとハイスペックGT R (46枚)

フェイスリフトによって獲得したものは、フルデジタルとなったインスツルメントパネルと、AMG製の最新のインフォテイメント・システムに、こちらも最新の「AMGダイナミクス」と呼ばれる、マルチモーダル・トラクション・スタビリティ・コントロールなど。

基本的にクルマのグレード展開としては変更はない。エントリーグレードが475psのGT。中間グレードが522psのGT S、558psのGT Cと続く。すべてのグレードで、オープンボディのロードスターと、クーペとが選べる。さらに速く、エクストリームなグレードがお望みなら、585psのGT Rと、このたび新しく追加になったGT Rプロが存在する。GT Rプロはクーペのみの設定で、価格は19万ポンド(2470万円)なり。

価格差が大きいが、今回試乗したエントリーグレードのGTロードスターなら11万5875ポンド(1506万円)から購入できる。先日追加となった、992型ポルシェ911カレラSカブリオレの価格と比較すると10%ほどメルセデス-AMG GTロードスターの方が高い。一方で英国の場合、アウディR8スパイダーのエントリーグレードと比較すると、2万ポンド(260万円)ほど、今のレートでは安い。

V8からみなぎるエネルギーは変わらず

インテリアには、大柄なGT63 4ドアから流れを汲むセンターコンソールが導入された。トランスミッションの変速モードや、アクティブ・エグゾーストシステムの設定を変えるトグルスイッチが並び、そのデザインは、ボンネットに納まるV8エンジンの形状を想起させるものにもなっている。話を聞くとなるほど、と思うが、実際思い描くにはそれなりの想像力も必要だ。狭い車内ではかなり目を引く大きなボリュームを持っていて、運転席の反対側にレイアウトされたスイッチ類が遠く感じてしまう。

インフォテイメント・システム用のロータリースイッチは姿を消し、便利なショートカットメニュー・ボタンもなくなってしまった。ステアリングホイールには「サムパッド」コントロールパッドが追加され、メニューを切り替える際などの利便性を高めている。しかし、ショートカットメニューがなくなったことに対する、完全な補完とまではいえないだろう。

ドライビングの面では、インテリアほど大きな違いは感じられない。最新のエミッションテストに対応するように調整を受けているが、最高出力、最大トルクともに変更はない。475psと64.1kg-mというV8エンジンからみなぎるエネルギーは、GTのホットロッド風な性格を従来通り残している。

スロットルを少し深く踏み込むだけで、AMGのV8は軽々とGTのボディを発進させ、即時的に理屈抜きの力強い加速力を与える。フルスロットルを与える必要もないし、クルージング中でもシフトダウンする必要もない。トランスミッションのモードをスポーツプラス以上にすれば、アクティブ・エグゾーストのフラップが開き、素晴らしいサウンドも同時に楽しめる。

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最終更新:8/23(金) 9:50
AUTOCAR JAPAN

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