ここから本文です

【鳥栖】勝ってトーレス送り出せ きょう引退試合、ホームで神戸戦

8/23(金) 10:15配信

佐賀新聞

 元スペイン代表でサッカー・J1サガン鳥栖のFWフェルナンド・トーレス(35)は23日、現役ラストゲームとなるヴィッセル神戸戦(鳥栖市の駅前不動産スタジアム、19時半キックオフ)に臨む。昨年7月の電撃加入から約1年、トーレスから日々刺激を受けてきたチームメートたちも、それぞれの思いを胸に満員のピッチに立つ。

 「フェルナンドがいて、チームはいいことばかりだった」。主将のMF福田が振り返るように、トーレスはサガン鳥栖に好影響をもたらした。

 どの選手も口にするのは「サッカーに取り組む姿勢」についてだ。トーレスは練習前後のトレーニングやけが防止のためのケアを欠かさなかった。「そこまでやるのかというくらいストイックにストレッチやエクササイズ、筋力トレーニングを頑張っていた」とDF高橋秀。その“ルーティン”は6月末の引退発表後も変わらなかった。MFクエンカは「(引退発表後も)彼は黙々と準備を続けた。まるで若手のような感覚でどんどんやっていた」と同郷のスターの見えない努力を話す。

 トーレスは試合中、審判に「意見」を言いに行ったが、高橋秀は「審判をリスペクトした上で『今のジャッジは違うんじゃないか』というコミュニケーションを取っていた。毅然(きぜん)とした態度でものを言うのは鳥栖に欠けていた部分」。選手たちはトーレスから勝負にかけるメンタリティーを感じ取った。

 チーム最年長の35歳は、ルーキーにも分け隔てなく接した。6月にプロ契約を結んだ18歳のMF松岡は「話しやすいし、すごく優しい」と印象を語る。プロ生活を始める上で、トーレスから「誰に何を言われてもプレーするのは自分。自分を信じて、自分が思ったことをやるべき。ミスを恐れずやってほしい。ミスの数だけ成長できる」と助言をもらった。その言葉を胸に刻んでプレーしていると言う。

 「トーレスが来たことで、鳥栖は世界に認知してもらった。ホームではもちろん、敵地でも観客が増えた」。金明輝(キン・ミョンヒ)監督は世界的スーパースターの影響力を実感する。大観衆の前でプレーできることは、選手にとって大きなモチベーションとなった。

 「勝つことが全て」。サッカー選手としてプレーする上で、トーレスが大切にしている言葉だ。スーパースターの花道を飾るために、鳥栖イレブンは「絶対に勝って、笑顔で送り出す」と気持ちを高めている。

最終更新:8/23(金) 14:45
佐賀新聞

こんな記事も読まれています

スポーツナビ サッカー情報

あなたにおすすめの記事