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ヴイエムウェア、PivotalとCarbon Blackを買収へ

8/23(金) 9:54配信

ZDNet Japan

 VMwareは米国時間8月22日、クラウドネイティブなプラットフォームを手がけるPivotal Softwareを27億ドル(約2900億円)で買収することで合意したと発表した。

 その一方で、同社はサイバーセキュリティを手がけるCarbon Blackをおよそ21億ドル(約2200億円)で買収することで合意したことも発表した。

 いずれの買収もVMwareの2020会計年度の後半(2020年1月末まで)に完了する見込みだ。

 VMwareの最高経営責任者(CEO)Pat Gelsinger氏は声明で「これらの買収は、近代的なエンタープライズグレードのアプリケーションを構築し、企業のワークロードと顧客を保護するという、今日の企業すべてが抱えているテクノロジー上の重要な優先課題に取り組むためのものだ」と述べるとともに、「今回の買収によってわれわれのサブスクリプションサービスとSaaS製品の提供を大きく加速し、顧客のデジタル変革を可能にする能力を拡大していく」と続けた。

 Gelsinger氏は22日の電話会議で、これらの買収によってVMwareは、企業で高まりつつある3つのトレンドに取り組めるようになるとして詳細を説明した。同氏は「まず、マルチクラウドがエンタープライズITの新たなモデルになっている」と述べ、「次に、デジタル変革によってクラウドネイティブなアプリケーションの開発ペースが加速している。そして、企業アプリケーションがクラウドへと移行し、さまざまなエンドポイントから分散ネットワークを経由してアクセスされるようになってきているなか、セキュリティが重大な課題と優先事項になっている点も外せない」と続けた。

 VMwareは自社のインフラ機能とPivotalの開発プラットフォームやツール、サービスを組み合わせることで、アプリケーションの開発および管理に向けた包括的な「Kubernetes」ポートフォリオを顧客に提供できるようになる。

 Gelsinger氏は電話会議で、「われわれは、開発現場が大きな変革のまっただ中にあると確信している」と述べ、「このようなフルスタックのプロバイダーになる機会が訪れている(中略)われわれに必要なのは(中略)エンドツーエンドのKubernetesプラットフォームだ」と続けた。

 また同社は声明で、VMwareのセキュリティ製品とCarbon Blackのソリューションを組み合わせることで、「どのようなクラウド上でも、またどのようなデバイス上でも稼働する、すべてのアプリケーションのためのモダンなセキュリティクラウドプラットフォームを生み出せる」と説明している。

 Carbon Blackは世界に5600を超える顧客と500を超えるパートナーを有している。同社のクラウドネイティブなセキュリティプラットフォームは、ビッグデータと行動分析を活用し、サイバー攻撃に対するエンドポイントでの保護を提供している。

 Carbon Blackは厳しい競争に直面しているものの、Gelsinger氏は「市場の破壊的な変革が機会につながっている」と述べ、「この市場は今のところ効果的なものとなっていない。(企業は)セキュリティに大きく投資しているが、結果として得られるセキュリティはそれに見合うものとはなっていない」と続けた。

 またVMwareは22日、2020会計年度第2四半期決算(8月2日締め)を発表した。

 非GAAPベースの純利益は6億6700万ドル(1株当たり1.6ドル)だった。売上高は前年同期比12%増の24億4000万ドルとなった。

 アナリストは売上高を24億3000万ドル、1株当たり利益を1.55ドルと予想していた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

最終更新:8/23(金) 10:15
ZDNet Japan

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