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新たな役割を担う田中大貴、アルゼンチンに敗れるも「悲観的になる必要はない」

8/24(土) 10:05配信

バスケット・カウント

「試合を重ねるごとに冷静にやれるようになっている」

文=佐保めぐみ 写真=野口岳彦



バスケットボール日本代表は一昨日、さいたまスーパーアリーナに世界ランキング5位のアルゼンチン代表を迎えて国際親善試合を行った。

最終スコア93-108で敗れたものの、内容としては互角に戦う時間帯やビハインドから追い上げるシーンなど良いシーンもたくさんあり、田中大貴が「負けはしたけど、そこまで悲観的になる必要はないんじゃないかなと思います」と話すように、収穫の多い試合となった。

先日のニュージーランド戦から本格的にポイントガード起用をされている田中は、ポイントガードとしての経験が浅い分「慣れが必要」と以前は話していたが、「試合を重ねるごとに冷静にやれるようになってきている」と手応えを感じている。

実際にスタッツを見ると、第1戦のニュージーランド戦では、25分出場9得点5アシスト。第2戦では19分出場3得点1アシスト。昨日のアルゼンチン戦では17分出場12得点1アシストと、得点を伸ばしている。

もちろんポイントガードとしては周りを生かす仕事が大切になってくるが「ポイントガードか2番かでやることをあまり変えているわけではなく、自分の中ではあくまでも同じような感じでやれたらいいなと思っています。セットプレーにこだわらずにプッシュしていけたら、良い形で点数が取れるのかなと思う」と自分なりのスタイルを作りつつある。

ディフェンスの課題「一つのミスが命取りになる」

オフェンス面では、徐々にポイントガードとしての手応えを感じてきているが、課題はチームとしても個人としてもディフェンスにある。日本の得点が止まった時に、アルゼンチンに気持ち良くシュートを打たせてしまい失点がかさみ、特に3ポイントシュートは成功率57.1%と高確率で決められた。

「スカウティングでも良いシューターがいるということはありました。それでも一人が抜かれて次にヘルプをした時に、どんどんボールを回されて、良い形でシュートを打たれるというシーンはこれからもあると思います。そこで走り続けてどれだけチェックに行くかがすごく大事なので、同じシュートを打たれるにしても、もっと苦しいシュートを打たせるように、ガード陣がもっと動いてやらないといけないと感じました」

ワールドカップ本番を前に世界の強豪国と戦う経験は日本にとってとても貴重なことだ。強豪国との差をゲームを通して痛感することも多くあり、「一つのミスが命取りになる」と田中が言うように、相手が強ければ強いほど日本の小さなミスも見逃さない。

しかし、それもすべては経験で「こうやってレベルの高い相手とやって、感覚をつかんでいきたかったし、自分も違うポジションをやっているので、その中でも強い相手とやった時にどういうことが見えてくるのかが分かると思う」と言うように、実戦で感覚をつかみながら日本代表も田中自身も成長を遂げている。

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最終更新:8/24(土) 10:05
バスケット・カウント

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