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常磐道あおり殴打 ドラレコ、関心再び

8/24(土) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

自動車のフロントガラス上部に取り付け、車内外の映像や音声を記録するドライブレコーダーが、守谷市の常磐自動車道で起きたあおり殴打事件を受け、再び関心を集めている。2017年6月に神奈川県の東名高速で起きた死亡事件をきっかけに一般車両への装着が浸透しつつあったが、殴打事件の映像が繰り返し流されたことで、前だけでなく後方や車内を写す機種に買い替える動きも出ている。

「写せる角度が広いものが人気」。カー用品店大手のオートバックスセブン(東京)は事件後、販売台数が増えた。12~18日の1週間で前週の約1・7倍。このうち前方のみを撮影する機種が1・5倍だったのに対し、後方や車内も同時に録画できる機種は2倍以上に伸びた。

ひたちなか市馬渡のオートバックスひたちなか店では、あおられた経験を受けて買い求めるケースが目立つといい、担当者は「女性や年配の方からの問い合わせが増えている」と話す。

購入を決めた客の女性(24)は「高速道路で速い車が近くに来ると怖い。ずっと前から考えていたが、(殴打事件の映像を見て)さすがに付けた方がいいと思った」。夫婦で訪れた男性(77)は前方を録画する機種を搭載済みだが、「360度写るものが必要かもしれない」と買い替えを検討していた。

レコーダー導入はレンタカーでも進む。オリックス自動車(東京)は今年から本格的に導入。個人利用の観光地を中心に随時搭載している。担当者は「以前から付けてほしいという声はあった。付いている方が安心なお客さまもいる」と必要性を感じている。

茨城、千葉両県に営業所を展開するニッポンレンタカー東関東(千葉県柏市)も乗用車、商業車ともほとんどの車で装着済みだ。

バスやタクシーでもほとんどが導入済みだ。茨城交通(水戸市)は貸し切りバスへの設置義務化などもあり、路線バスと高速バスを含む全てのバスに設置。タクシーにも全車搭載している。乗客の安全を守る上で事故の危険を感じた体験を運転手教育に活用しているという。(小野寺晋平、長洲光司)

茨城新聞社

最終更新:8/24(土) 4:04
茨城新聞クロスアイ

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