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Windows 10のアップデート対策で最もやってはいけないこと

8/24(土) 9:00配信

TechTargetジャパン

 Microsoftはかつてなく速いペースでWindowsの開発と改善を行っている。たとえそれが企業に劇的な困難を生じさせるとしても、アジャイル性をもっと大幅に高めたOSが必要とされる。

 「Windows 10」では、OS更新のペースが半年ごとのSemi-Annual Channel(SAC)に変わった。Windows 10の更新プログラムは大規模になることもあり、Gartnerは各アップデートで何らかのアプリケーションテストをするように勧告している。

 だがそれは、どうすれば年に2回という高い頻度で必要な量のテストを実施できるかという疑問を生じさせる。「Windows 7」のアップグレードプロジェクトでは、アプリケーションのテストの部分だけでも半年を超えたことがあった。しかもWindows 10のアップデートに追随していくには、そのプロセスがほぼ継続的に起きることになる。

アプリケーションテストの戦略

 Windows 10のアプリケーションテストをどう実行するかという問題に対し、どんな場合にも通用する万能薬は存在しない。だがGartnerの顧客が過度に楽観的、あるいは過度に悲観的と見なした2つのアプローチがある。

 楽観的アプローチでは、「Windows 10はWindows 10」であり、いったん機能したアプリケーションは引き続き機能すると考える。最初にWindows 10に移行する段階で、それまでのOSバージョンアップと同様に全アプリケーションのテストを行い、以後はSACアップデートがリリースされてもテストは実施しない。

 だがWindows 10はSACアップデートごとに重大な変更が加わるため、アプリケーションのテストを無視することはできないとGartnerは指摘する。アプリケーションが引き続き機能するかどうかを確認せずに新しいアップデートを配信すれば、動かなくなったアプリケーションを再び機能させるために変更を撤回する事態になり、いら立ちや生産性の低下につながりかねない。

 そうした事態が生じたとしても、いずれはそのアプリケーションの障害を引き起こしたアップデートを適用しなければならない。企業はアプリケーションの修正や入れ替えに追われることになる。

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最終更新:8/24(土) 9:00
TechTargetジャパン

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