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【MotoGP】「ザルコのKTM離脱は両者にとって良いこと」P.エスパルガロ、”勇敢”な決定に理解

8/24(土) 9:59配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第11戦オーストリアGPの終了後、ヨハン・ザルコがKTMと結んでいる2年契約を早期に終了し、チームを離脱するという衝撃的なアナウンスがなされた。

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 ザルコは2019年にKTM移籍後、バイクへの適応に苦しんでおり、11戦を終えてベストリザルトは10位と厳しいシーズンを過ごしてきた。

 チームメイトのポル・エスパルガロはザルコの離脱が発表される前からこの事に気がついていたという。そして、彼はザルコのこうした決定を“勇気ある動き”と評し、チームメイトの精神状態を考えれば離脱という決定は最善のものだと話した。

 ザルコから離脱の決定について聞いていたのか? と問われたエスパルガロは「彼は僕に、あまり良い時間を過ごせていないと話してくれた」と答えた。

「彼は幸せそうではなかった。このバイクを(速く)乗るには楽しむ必要があるんだ。楽しんで乗れていないなら、速くはなれない」

「あまり良い瞬間ではなく、むしろ悪い瞬間に彼はいた。彼はそれに満足していなかったし、(離脱は)両者にとって正しい決定だったよ」

「とにかく、ヨハンの側から見れば離脱という決定はとても難しく、そして勇気ある選択だ。僕はこうしたことを実行した人は誰も知らないしね。だから両方(チームとザルコ)にとって勇気ある進展だったと思う」

 なお、KTMはザルコの後任として、ジャック・ミラー(プラマック)にオファーを出していたようだが、彼は最終的にプラマック残留を決定した。

 そのため、テック3・KTMで走るルーキーのミゲル・オリベイラがKTMのファクトリーチームに昇格し、エスパルガロのチームメイトとになる可能性が最も高そうに思えるが、オリベイラは既に2020年の契約をテック3と交わしてしまっている。

 この状況について、オリベイラはKTMが何かを発信するまでは、自身の果たすべき責任はテック3にある、とコメントした。そしてザルコの後任として他のライダーがファクトリーチームの席に収まったとしても、どうこう言うつもりは無いと話した。

「今のところ、僕は2020年の自分の義務がテック3にあることをきちんと認識している」

 オリベイラはそう語った。

「言うまでもないけど、ザルコの離脱は誰にとっても驚くべきことで、このプロジェクトにとって大きな損失だ。彼はプロとしての側面だけでなく、パーソナルな部分も含めて素晴らしいライダーだからね」

「現時点では、彼は厳しい状況に置かれている。これが(ファクトリーに行く)チャンスだとは認識しているけど、それを決めるのは僕じゃないからね」

「僕の仕事はここ(テック3)で走ることであり、それを続けていくことだと考えている。彼らがそれを覆すようなことを伝えてくるまではね。とてもシンプルだ」

「5月から、僕が2020年に何をするのかは分かっていた。それが僕の考えている道筋だ。今の状況はとても急なもので、離脱のニュースに僕ら全員がショックを受けているんだ」

「(KTM陣営の)再編成が必要なのは確かだろうけど、それはたった1週間でできるようなことじゃない」

「僕らは決定を待つ必要がある。でも決定が下れば、物事はとても速く、そしてシンプルになるだろう」

Lewis Duncan

最終更新:8/24(土) 9:59
motorsport.com 日本版

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