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【MotoGP】“キャリアを優先”してKTM離脱……ザルコ「お金のためだけに走りたくない」

8/24(土) 13:36配信

motorsport.com 日本版

 KTMから離脱することを決定したヨハン・ザルコ。彼はチームに留まることで「キャリアを損なうことを恐れた」とその理由の一端を語った。

MotoGP2019 第11戦オーストリアGP ハイライト

 ザルコは2017年にテック3・ヤマハからMotoGP最高峰クラスにデビューし、2019年から2年契約でKTMに移籍。しかしKTMのマシンへの適応に苦戦し、11戦を終えた段階でポイントランキングは17番手と下位に沈んでいる。

 ザルコは2020年もKTMで良い結果を出せないままに走ることを選択していた場合、それはお金のため“だけ”に走ることになっていたはずだと語った。

 KTMとのプロジェクトは失敗に終わったのか、そうザルコに訊くと、彼は「そうとも言える。答えは多分イエスだ。だけど感覚としては、『来年もプロジェクトを続けて、そして良い結果が出せなかったなら、僕はプロジェクトだけではなく自分のキャリアも損なってしまう』という感じだ」と答えた。

「それが僕の抱いていた大きな恐れだ。それが理由で、僕はもう1年(KTMで)待つよりも、何かを行える機会を得ようとした」

「正直に言って、KTMでもし毎戦を15位で終えることを受け入れていたなら、それはただ“仕事”をするだけになる。つまりお金のためだけにバイクに乗るということだ。僕は向こう10年はそういった事はしたくなかった」

「周囲の人や、ジャン-ミハエル(バイル/ライダーコーチ)と話をしたんだ。でもみんなには自分ならそれを選ぶことはできないと言われたよ」

「確かに論理的に考えて、“何もない”選択と、良い給料を貰ってMotoGPをもう1年走る選択があるなら、君ならどっちを選ぶだろうか?」

「君たちは論理的に選ぶだろう。オーケー、僕に選択の余地は無く、MotoGPを続けていくしかない……そういうことだ。でも、僕はそれでは気分が悪く感じられて、だから“No”と言った。契約を続けることはできなかったんだ。それは僕のしたいレースの形じゃなかった」

 なお、ザルコは今シーズンの残りのレースに全力を尽くし続けると主張している。そしてここ数戦、心の中で“ハンドブレーキ”が掛かっていたが、今はより自由に乗ることができるようになることを望んでいると語った。

「MotoGPマシンに乗るときは、中途半端なことはできない。全てを賭けるか、そうでないかのどちらかだ。もしそうでないならバイクに乗るべきではない」

「それが僕のやり方だ。今シーズンの初めから僕は全力を出してきた。前戦では全力を出していたのに、心の中で“ハンドブレーキ”が掛かっていた。だからそれを開放できたかどうかを見てみよう」

「僕はプロフェッショナルな男だから、マシンに上手く乗りたいと思ったなら、自分のベストを尽くす。それが僕にとっての自然な状態なんだ」

「仕事は(最終戦)バレンシアまで行う。とても明確でシンプルだ。なぜなら、それが僕にできる最高の仕事なんだからね」

David Gruz

最終更新:8/24(土) 13:36
motorsport.com 日本版

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