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英経済、第3四半期停滞の公算 EU離脱なくとも=中銀総裁

8/24(土) 6:47配信

ロイター

[ジャクソンホール(米ワイオミング州) 23日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は23日、欧州連合(EU)離脱を巡る影響を除いたとしても基調的な経済成長はなお抑制されているとし、英経済は第3・四半期に停滞する可能性があるとの見方を示した。

カーニー総裁は米ワイオミング州ジャクソンホールで開催中の経済シンポジウムでの講演で、英経済は現在「潜在能力をやや下回る水準で推移している」と指摘。「英経済は第2・四半期に若干のマイナス成長に陥ったが、第3・四半期も停滞すると示唆されている」とし、「EU離脱を巡るボラティリティーを除いても、基調的な成長はプラス圏にあるものの抑制されている」と述べた。

英国立統計局(ONS)が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.2%減と、2012年第4・四半期以来6年半ぶりのマイナス成長となった。英中銀は今月初め、現四半期の経済成長率はプラス0.3%になるとの見通しを示したが、8月に入ってからの企業調査などは精彩を欠く内容となっている。

カーニー総裁は、各国中銀が一段の緩和に動くとの観測が市場で高まっているにもかかわらず、世界経済は失速していると指摘。英経済の見通しについては、EUをいつ、どのようにして離脱するのかが最大の焦点になっているとし、合意が得られないまま離脱すれば英中銀は金融緩和を実施せざるを得なくなるとの見方を示した。一方、10月31日の離脱期日までにEUと合意できれば、「限定的でかつ段階的」な利上げが必要になる可能性があるとの見方を改めて表明した。

最終更新:8/24(土) 6:51
ロイター

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