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バネ指、へバーデン結節…更年期以後の手指のしびれ・痛みの原因は

8/24(土) 15:00配信

婦人公論.jp

50歳頃を境に、手のこわばりやしびれ、痛みなどを訴える女性が増えています。それは、どうやら女性ホルモンが影響しているようです。「気のせい」と放置してしまうと、指の変形につながることも。前半では、専門医の平瀬雄一先生が詳しい原因と対処法について解説します。(構成=天田泉 イラスト=おおの麻里)

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◆放っておくと指の変形につながることも

指がしびれる、親指のつけ根などが痛む、指がこわばって細かい作業がしづらい……。これまでその原因は、手指の老化や使いすぎと言われてきました。

「確かに、加齢や使いすぎで手指の腱や関節などが痛む場合があります。でも、実は更年期に起こる症状であることも多いのです」と話すのは、手の専門医で四谷メディカルキューブ手の外科・マイクロサージャリーセンター長の平瀬雄一先生。

「女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、骨、関節、靭帯、皮膚、血管などに作用し、全身を守る役割を果たしています。そのためエストロゲンが減少する更年期以降は、骨粗しょう症などになりやすくなるのです」(平瀬先生。以下同)

エストロゲンの分泌が減ると、手指の関節や関節を包む膜、指を動かす腱、腱を包む腱鞘などがダメージを受けやすくなり、しびれやこわばり、炎症による腫れや痛みの原因に。

「実際、手指に関するトラブルは更年期をはじめ、女性ホルモンのバランスが崩れる妊娠中や、エストロゲンが減少する授乳期に多いのです」

ただし、授乳期が終わればホルモンのバランスは元に戻るため、自然治癒するケースがほとんどとか。問題は更年期です。

「エストロゲンは炎症を鎮める作用もあるので、更年期以降はその減少で、症状が改善しにくくなるのです」

ところが、更年期世代の女性が手指のトラブルを訴えても、正しい診断が下せる医師は少なく、「年のせい」と言われて、そのまま諦めてしまうケースも後を絶ちません。

「痛みやしびれを感じたまま使い続けると、7~10年かけて変形してしまいます。そのため、60代になって指の変形を自覚する人が多いのです」

ダメージを受けている手指を無理に使うと関節や腱に負担がかかり、軟骨がすり減ったり関節が曲がったり。指が変形する「へバーデン結節」「ブシャール結節」(「手の疾患チェックリスト」参照)などの疾患になることもあるのです。変形で神経が圧迫されると、痛みも強くなります。

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◆手の疾患チェックリスト

あなたは大丈夫? 

更年期以降の女性に多くみられる手の疾患の可能性をチェックしてみましょう。
※正しい診断は専門医を受診しましょう。



□ 明け方に手のしびれが強くなって目が覚める



□ ボタンをかけたり、小さなものをつまんだり、細かい作業がしにくい



 ⇒親指のつけ根の筋肉が萎縮して症状が起こる手根管症候群の可能性



□ 指が腫れてきて、動かすと引っかかるような感じがする



 ⇒腱や腱鞘が腫れて指が動かしにくいバネ指の可能性



□ 手首の親指側が腫れて、親指を動かすと痛みがある



 ⇒腱鞘が炎症を起こして腱の動きが悪くなるドケルバン病の可能性



□ 指の第1関節が変形してきた



 ⇒第1関節が炎症を起こして変形するヘバーデン結節の可能性



□ 指の第2関節が膨らんで、指が曲げにくい



 ⇒第2関節が変形するブシャール結節の可能性



□ 親指のつけ根が痛くて、ペットボトルのふたなどが開けられない



 ⇒親指の軟骨がすり減って力が入らない母指CM関節症の可能性

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最終更新:8/27(火) 15:00
婦人公論.jp

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