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ロシア初の水上浮揚型原発、稼働地の極東まで5000キロの航海へ

8/24(土) 12:03配信

AFPBB News

(c)AFPBB News

【8月24日 AFP】ロシア初の水上浮揚型原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ(Akademik Lomonosov)」が23日、シベリア北東部ペベク(Pevek)での運用に向けて、北西・北極圏のムルマンスク(Murmansk)を出港した。核燃料を積載した同原発の航海距離は5000キロ。

 ロシア国営の原子力企業ロスアトム(Rosatom)は、海に浮かぶ水上浮揚型原発が永久凍土での原発建設の簡便な代替となり得ると説明。将来的には水上浮揚型原発の海外輸出を目指している。

 アカデミック・ロモノソフが最終目的地であるチュクチ(Chukotka)自治管区のペベクに到着するまでの航海期間は、天候や流氷の状況によって4~6週間と見込まれる。ペベク到着後は、現地の原発と既に閉鎖された石炭火力発電所の後継として稼働することになる。年末までには稼働開始となる計画だ。

 ロシアは北極圏で炭化水素の探査・開発を進めており、アカデミック・ロモノソフ稼働による電力は主にペベク周辺の石油プラットフォームに供給される。

 だが一方で、環境保護団体らは水上浮揚型原発を「氷上のチェルノブイリ」や「原子力のタイタニック」などと批判し、同型原発開発の危険性に警鐘を鳴らしてきた。

 今月8日にロシア極北アルハンゲリスク(Arkhangelsk)州の軍事基地でミサイル実験中に起きた爆発では2人が死亡。一時的に放射線量が上昇し、懸念が深まっている。(c)AFPBB News

最終更新:8/24(土) 12:03
AFPBB News

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