ここから本文です

「主催者は責任を問われるべき…」開幕3日で中止「表現の不自由展・その後」識者の見解は…?

8/24(土) 10:40配信

TOKYO MX

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。8月15日(木)の放送では、開幕3日で中止となった「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」について意見を交わしました。

◆“抗議”どこまで想定していたのか

国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が開幕3日で中止となった問題で、芸術祭の企画アドバイザーをつとめる評論家の東浩紀さんが14日(水)に辞任を申し出たことをTwitterで明らかにしました。

ツイートによると、東さんは海外の作家らから展示を取りやめる動きが出たことを受け、「ぼくの力が及ばず、県民のみなさま、出店者のみなさま、申し訳ありませんでした」と謝罪。すでに芸術祭の事務局と津田大介芸術監督にもメールで辞意を伝えたとしています。

弁護士ドットコムGMで弁護士の田上嘉一さんは、一連の騒動を注視していたそう。そのうえで「どんな表現であっても、表現の自由の対象にはなる」と言います。

そして、そこには批判されることも制限されることもあると述べ「表現の自由を守るために展示を続けるべきだった」と主張。一番悪いのは、ガソリンをまき散らすなどと脅迫した人だとの見解を示します。

しかし、今回のようなセンシティブな表現をすることで多くの議論が巻き起こり、さまざまな抗議があることを主催者側も想定していたはずで「どの程度考えていたのか、そこの責任は問われるべきだと思う」と田上さん。

◆数多くの脅迫、もし実際に被害が出ていたら……

慶応大学特任准教授でプロデューサーの若新雄純さんは「展示はやめる必要がなかった。それがアートだと思う」と中止したことに異を唱えます。

さらに「どんどん批判があればいい」と言い、それについて議論していくのがアートと仮定し「やめてしまった瞬間、主催者側が自ら表現の自由を後退させたことになってしまう。批判があることでやめる可能性があるのなら、やるべきじゃなかった」と話していました。

ただ、今回は企画展に対して、数多くの脅迫があったことは事実です。「もし、何らかの被害があったとしたら……」とMCの堀潤が尋ねると、若新さんは過去に特定の表現に触発された事件があったと思うものの、それに直結して表現が禁止されることはなかったと主張。作り手、アーティストは命をかけて作品を作ってきただけに、主催者側に「そこに対する覚悟がなかったんじゃないか」と指摘します。

◆「続けるという選択肢もある」

田上さんは、安全面は十分に考えるべきとしつつも「直接的にはガソリンの話があったからだと思うんですけど、あれが終わった(逮捕された)以上、本当は続けるという選択肢もある」と言います。そして、展示を再開しない理由が安全面に配慮してなのか、そのあたりが明らかになっていないことに疑問を抱く田上さんに対し、若新さんは「それが(中止の)口実になってしまっている気がする」と懸念していました。

最終更新:8/24(土) 10:40
TOKYO MX

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事