ここから本文です

「パリ市民を英語ペラペラに」、マクロン氏が推す市長候補が公約

8/24(土) 12:03配信

The Telegraph

【記者:David Chazan】
 フランス語の純粋性の維持に努める仏国立学術団体「アカデミー・フランセーズ」は長きにわたり、日常会話に英語が混在するのを阻止するために闘ってきた。しかし、エマニュエル・マクロン大統領と同じく中道派政党「共和国前進」に属するバンジャマン・グリボー氏(41)は、パリ市民の英語力を向上させると公約している。

 グリボー氏の公約は、パリ市長選に向けた選挙活動の一環だ。かつて政府報道官を務め、マクロン大統領の側近でもあるグリボー氏は、「パリは世界的な都市なのに、市民の英語が下手なのは嘆かわしい。旅行をするにも仕事をするにも、英語は不可欠なのに」と述べた。

 グリボー氏の目標は、「パリのすべての子どもたちが16歳までにバイリンガルになること」だ。マクロン大統領と同い年の同氏は、幼稚園に英語教育を導入し、学校には英語の課外活動を取り入れたいとしている。

 マクロン大統領は近年の仏大統領とは異なり、外国の首脳と会談する際に英語を話すことが多い。だが、スピーチの中で英語を多用するその姿勢は、嘲笑の的にもなっている。その一方で、フランス語を国際語として維持する取り組みを行っており、とりわけ旧植民地のアフリカの国々では、英語の普及を阻止する活動を支援している。

 マクロン大統領は当選後間もなく、仏経済界の現代化の必要性を唱える演説を行った際、次のような英語で締めくくった。「私はフランスに、『スタートアップ』国家になってもらいたい」

 来年3月に実施されるパリ市長選で、マクロン大統領はグリボー氏を推している。しかし、共和国前進から別の議員2人が市長選への出馬を表明し、同党の足並みのずれに批判が集まった。

 このうちの一人、デジタル担当閣外相だったムニール・マジュビ氏は出馬を断念し、現在、同党のセドリック・ビラニ氏の支援にまわっている。ビラニ氏は数学者で、クモをデザインしたブローチとラバリエールと呼ばれる大型のちょうネクタイを身に着けていることで知られる。【翻訳編集】AFPBB News

「テレグラフ」とは:
1855年に創刊された「デーリー・テレグラフ」は英国を代表する朝刊紙で、1994年にはそのオンライン版「テレグラフ」を立ち上げました。 「UK Consumer Website of the Year」、「Digital Publisher of the Year」、「National Newspaper of the Year」、「Columnist of the Year」など、多くの受賞歴があります。

最終更新:8/24(土) 12:03
The Telegraph

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事