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グリーンランドとは? アメリカが購入検討、氷の大地が「緑の土地」と呼ばれた理由

8/24(土) 15:47配信

ハフポスト日本版

アメリカは、世界最大の島「グリーンランド」をデンマークから購入することを真剣に検討している。

【思わず息を呑む】グリーンランドの美しい風景

トランプ大統領は8月18日、記者団に対して「アメリカにとって戦略的に興味深い」「大きな不動産取引になる」と述べ、グリーンランドの購入構想があることを認めた。しかし、デンマークのフレデリクセン首相は「ばかげている」と一蹴。トランプ大統領は「むかつく」と不快感を露わにして、9月に予定していたデンマーク訪問を延期する事態となった。

渦中のグリーンランドとは、どんな島なのか。調べてみた。(ハフポスト日本版・安藤健二)

■グリーンランドがデンマーク領になるまで

グリーンランドは、北アメリカ大陸の北東にある世界最大の島。面積は日本の6倍で、サウジアラビアやメキシコに匹敵する。小学校などで掲示されるメルカトル図法の世界地図では北極点に近いために拡大されて、オーストラリア大陸より大きく見えることで有名。実際にはその3分の1程度だ。

北極に近く寒冷なため、氷が全土の85%を覆っている。デンマーク王国の一部だが1979年に自治権が与えられ、独自の議会を持つようになった。

デンマーク大使館によると、グリーンランドの人口は約5万7000人。世界でもっとも人口密度の低い地域の一つだ。日本大百科全書によると人口の7割が、北欧系とイヌイットのミックスである「グリーンランダー」だ。

もともと狩猟民族のイヌイットが住んでいたが、10世紀にはアイスランドからヴァイキングが移住してきた。ヴァイキングたちは、13世紀にノルウェー王国支配下に入った。

ヴァイキングの定住地は気候の寒冷化などで15世紀にはなくなったが、18世紀にはノルウェー人の宣教師らが再入植した。これが現在の首都ヌークの始まりだ。

当時、ノルウェーはデンマークと同君連合を組んでいたが、1814年のキール条約でデンマークから分離し、スウェーデンと同君連合を組むことになった。ただし、グリーンランドに関してはデンマーク領とされ、今に続いている。

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最終更新:8/24(土) 17:50
ハフポスト日本版

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