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岡山・高梁のアニメ会社解散 収益見込めず、秋にも新体制で出直し

8/24(土) 8:20配信

山陽新聞デジタル

 2017年8月に地元財界や学校法人などの出資で設立し、岡山県高梁市を拠点にアニメ製作を手掛けた株式会社「備中高梁まちづくり研究所」(同市栄町)が解散したことが23日、分かった。想定した収益が見込めないのが理由。事業は筆頭株主の吉備ケーブルテレビ(同市落合町阿部)が継承し、今秋にも新体制で出直しを図る。

 同日の市議会全員協議会で市が明らかにした。市などによると、今年3月、イタリアの会社とアニメ映画の合同製作契約をしたが、出資者が確保できず、完成も21年以降にずれ込むことが判明。国の地方創生交付金などを活用し17~19年度で計約1億円を補助した市も、西日本豪雨の影響で支援継続が困難になったという。

 解散は6月下旬の株主総会で決定。負債はなく、清算手続きを進め、10月にも法人登記を抹消する予定。従業員6人は解雇された。スタジオや機器など補助金で整備した資産は、同ケーブルテレビが継承した上で事業を継続する。

 同研究所は地元経営者や同ケーブルテレビなどの出資で設立。社長は藤岡孝・同ケーブルテレビ社長が務め、儒学者山田方谷の教材用CGアニメなどを作った。

 藤岡社長は「解散は残念だが、資金的に継続は厳しく、方針を変えて早めに再生を図るべきだと判断した」と説明。近藤隆則市長は「大学、吉備ケーブルテレビと連携し、アニメによるまちづくりは続ける」としている。

最終更新:8/24(土) 8:20
山陽新聞デジタル

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