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「殺処分ゼロに」 対象の犬引き取り里親へ 愛護団体、2年間で245頭引き渡す

8/24(土) 5:10配信

沖縄タイムス

 沖縄県動物愛護管理センターから殺処分対象の犬を引き取り、里親につなげようと、沖縄市登川の一般社団法人「沖縄ハッピーテイルズ」が活動を続けている。代表の平野しえさん(54)=八重瀬町=と娘のなゆたさん(27)=うるま市=が中心となり、2年間でセンターから保護犬265頭を引き取り、うち245頭を里親に譲渡してきた。平野さんは「保護犬を引き取る文化を沖縄に根付かせ、センターの収容ゼロを実現したい」と意気込んでいる。(中部報道部・豊島鉄博)

 平野さんは2012年、保健所に収容される寸前だった犬を引き取った際、多くの犬がセンターに収容されていることに衝撃を受けた。1頭でも多くの犬を救いたいと、県内の動物愛護団体でアルバイトして保護犬の世話などを学んだ。17年に独立し、18年に同法人を設立した。

 広大な土地にプレハブを設置し、犬のシェルターとして使用。常時約20頭の犬を保護している。今年1月には八重瀬町にもシェルターを設置した。犬は里親への譲渡前に獣医師の検診を受け、混合ワクチン接種やダニの駆除、シャンプーなども施す。

 娘のなゆたさんは主にフェイスブックやインスタグラムで、里親探しに取り組む。「定期的に開かれる譲渡会もいいが、譲渡会などで大勢の知らない人に見られるのは犬にとっても負担。犬たちのありのままの姿をネットで掲載し、本当に飼いたい人に届くようにしている」と語る。

 県のセンターに収容される犬は07年度5818頭で、うち殺処分された犬は5557頭だったが、県も譲渡推進を図り17年度の収容犬は1007頭で、うち殺処分は153頭まで減少している。

 平野さんは「ひと月にあと100頭助けられれば殺処分しないで済む」と力を込める。現在、保護犬たちの譲渡は県外在住の里親が6~7割を占めると言い、「県民にも保護犬の存在を広く知ってもらい、犬たちの大切な命を救ってほしい」と呼び掛けた。問い合わせは「沖縄ハッピーテイルズ」のホームページかSNSまで。

最終更新:8/24(土) 5:10
沖縄タイムス

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