ここから本文です

星野源、内気な侍に共感「好きなことが自立への柱に」

8/25(日) 8:10配信

シネマトゥデイ

 星野源が、初主演映画『箱入り息子の恋』以来、約6年ぶりに実写映画の主演を務めた時代劇コメディー『引っ越し大名!』が、間もなく公開される。星野が演じたのは本の虫で、人と関わりたがらない内気な侍。しかしある日、「国替え=引っ越し」の総責任者という大役を押し付けられ、その壮大なミッションに臨むうちに成長していく。そんな主人公像に、かつて家にこもっていた時期の自身を重ね、「好きなものに没頭し、エネルギーを溜め込んだ大切な期間」と振り返った。

【動画】星野源主演『引っ越し大名!』大合唱シーン

 原作は土橋章宏の「引っ越し大名三千里」。先に映画化され、大ヒットした『超高速!参勤交代』シリーズで知られる人気作家で、今回も自ら脚本を担当しており、手元に届いたこのシナリオを一読した時点で星野は出演を決めた。「ユニークな視点の面白さに惹かれましたね」と彼が語る通り、またもや時代劇の新ジャンルを開拓した作品と言えよう。

 星野が演じるのは姫路藩の書庫番で、性格は内向的。人と話すのが苦手な、書庫に引きこもって本ばかり読んでいる侍・片桐春之介。この男が“引っ越し奉行”に任命されたことから起こる大騒動がコミカルに描かれる。当時の引っ越しは“国替え”と呼ばれ、全ての藩士と家族が移動し、桁外れの費用と労力を要するものだった。春之介は、その国替えの総責任者。“引きこもり侍”と揶揄(やゆ)されていた彼が一念発起し、知恵と創意工夫とで臨んでいくのが見どころだ。

 音楽家でもある星野は、今年の2月から3月にかけて初の5大ドームツアーを敢行。33万人を動員し、大成功を収めた。いわば時代の寵児であるが、「分類すれば自分も、春之介と同じタイプ」だという。学生時代の引きこもり期のことを振り返ると、春之介が他人とは思えないとも。「外から見れば春之介は、社会からの逃避者になるのでしょうけれど、僕には好きなものに没頭し、エネルギーを溜め込んでいる大切な期間のような気がしたんです。その期間があったからこそ、今こういうふうに人前に出られるようになったとも思っています。映画の前半部で春之介は一度、切腹へと追い込まれていくのですが、そこでついに生のエネルギーが爆発して、眠っていた長所が目覚め出す。そのシーンは自分の実感を伴わせながら、彼の奔流するエネルギーを表現しようと努めました」

1/2ページ

最終更新:8/25(日) 8:10
シネマトゥデイ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事