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米国で話題もちきり「ウッズは4月のマスターズが見納めだった」

8/25(日) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 タイガー・ウッズは、4月の「マスターズ」優勝で終わっていた……。

 米国では、そんな話題でもちきりだ。

 マスターズ以降に出場したのは6試合と少なく、トップ10は「ザ・メモリアルトーナメント」9位タイの1回だけ。

 たっぷり休養をとって、メジャーにピークを合わせる調整をしたが、5月の「全米プロ」は予選落ち。「全米オープン」(6月)で21位タイと低迷し、7月の「全英オープン」でも予選落ちと周囲の期待を大きく裏切った。

 昨年は、プレーオフ最終戦「ツアー選手権」で5年ぶりの勝利と復活をアピールした。年をまたいでマスターズ優勝までは勢いがあった。しかし、今年はプレーオフ最終戦の30人枠に駒を進めることができなかった。それも“ウッズ限界説”に拍車をかけているようだ。

 ツアー選手権は、今年からハンディ戦で争われ、優勝すれば1500万ドルものボーナスを手にするビッグトーナメントだ。

 この試合に出場できる、できない、によって米ツアーではプロの評価が大きく変わる。

 P・ミケルソン、J・スピース、J・デイも出場を逃した。米ツアーは、より競争が激しくなってきたともいえる。

 バーディー合戦となった前週のプレーオフ2戦目「BMW選手権」でウッズは、初日(50位)、2日目(48位)と、ともに71で回り大きく出遅れた。

 3日目に67をマークして31位まで上昇。この時は、「最終戦出場なら奇跡」とメディアに酷評されながらも、「あす60で回れば問題はない」と強気だった。

 ところが、最終日は3バーディー、3ボギーのイーブンパーと不発に終わったウッズは「必要な時にボールを寄せることができなかったし、簡単なパットも外してしまった」と語った。勝ったJ・トーマスとは18打差と、往年の爆発力はすっかり影をひそめている。

■スタッツにも表れる衰え

 ウッズの誤算は、ツアーのレベルを見誤ったことも大きい。BMW選手権会場はメダイナCCであり、ウッズはここで1999年と2006年の2度、全米プロタイトルを獲得している。

「ここはかなり難しいコースのひとつだと思っていた。でも、ほとんどのプレーヤーがアンダーパーで回っているのは驚きだ。選手全員の調子が良い」(ウッズ)

 一方、A・スコットは「距離の長さは今の米ツアープロにとってスコアに関係ない」と、ウッズがタフだと感じたコースをトップレベルは苦にしていなかったようだ。

 今季出場は12試合と規定試合数に達していないため、各スタッツのランクは出ていないが、ドライバー飛距離296・8ヤードはランク71位相当。フェアウエーキープ率65・83%は57位相当。ストローク・ゲインド・パッティング(パットがスコアに貢献した数値)0・096は77位相当。

 いずれもトップ30に入っていない。年末には44歳になるウッズは、もう「レジェンド」のカテゴリーに入るプロといえるかもしれない。

(ゴルフライター・吉川英三郎)

最終更新:8/25(日) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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