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【キーンランドC】ダノンスマッシュ、外からねじ伏せ重賞3勝目!川田「能力があるというのを再確認できました」

8/26(月) 6:03配信

スポーツ報知

◆第14回キーンランドC・G3(8月25日、札幌・芝1200メートル、稍重)

 サマースプリントシリーズ第5戦、第14回キーンランドC・G3が25日、札幌競馬場で行われ、1番人気のダノンスマッシュが快勝し、重賞3勝目を挙げた。優先出走権を手にしたスプリンターズS(9月29日、中山)で、短距離王者だった父ロードカナロアを追うG1初制覇を目指す。鞍上の川田将雅騎手(33)=栗東・フリー=はワールドオールスタージョッキーズでも第4戦で勝利を収め、第3戦Vで首位に立ったミカエル・ミシェル騎手(24)=フランス=を逆転し、初の総合優勝を果たした。また、チーム対抗戦はJRA選抜が優勝した。

 ねじ伏せた。中団を追走したダノンスマッシュは4角で枠なりに外へ。外を回りながら加速すると、ラスト50メートルあたりで粘るナックビーナスをパス。さらに、タワーオブロンドン、リナーテなどの追い上げを封じてゴールへ飛び込んだ。

 レースで初騎乗となった川田が汗をぬぐいながら振り返る。「4コーナーで外に張り出されて外を選ぶしかない流れになってしまい、すごく苦しい形になったんですけど、それで前をつかまえるんですからね。やはり能力があるというのを再確認できました」。安田隆調教師が「横綱相撲」と表現したように、3/4馬身という着差以上に強さが際立った。

 予定していた函館スプリントSを禁止薬物問題でまさかの競走除外。昨年2着の雪辱を果たすとともに、今夏のローテーションに狂いが生じたうっぷんをしっかりと晴らした。任務を完璧に遂行した川田は「無事に結果を得ることができてよかったです」と胸をなで下ろした。

 偉大な父ロードカナロアの背中を追い、引き続き川田を背にスプリンターズSに向かう。「緩かった腰がしっかりして、トモ(後肢)に張りが出ましたね。カナロアも最初は緩かったんです。次が楽しみになりました」と安田隆師。4歳秋にスプリンターズSを制した父と同じような成長曲線を描きながら、ビッグタイトルを視界にとらえた。

<川田、最終戦で逆転!WASJも制した>

 クイーンS(ミッキーチャーム)、札幌記念(ブラストワンピース)、キーンランドCと札幌の芝重賞を3戦3勝。北の大地で存在感を放ち続けた川田がWASJも締めた。

 初日は〈3〉〈3〉着で首位と2ポイント差の4位でターン。3戦目で5着とポイント加算すると、札幌12Rの第4戦は6番人気のプレシャスブルーで激走。2位のルメールに12ポイント差をつけ、鮮やかに逆転Vを決めた。「いつものレースでは勝ってホッとすることばかりですが、今回は個人的なことで、こんな顔をしていますが喜んでいます(笑い)」。秋風が強く吹くパドックに残った多くのファンを笑わせた。

 4戦全て掲示板をキープ。2戦目には8番人気で3着と全国リーディングを快走する手腕を見せつけた。「こうして(2位の)クリストフ・ルメールを見下ろせているのが何より気持ちいいです」と最多勝争いのライバルでもある名手の名を挙げ、最後まで沸かせた。

 ◆ダノンスマッシュ 父ロードカナロア、母スピニングワイルドキャット(父ハードスパン)。栗東・安田隆行厩舎の牡4歳。北海道新ひだか町のケイアイファームの生産。通算成績は13戦6勝。総収得賞金は2億732万3000円。主な勝ち鞍は18年京阪杯(G3)、19年シルクロードS(G3)。馬主は(株)ダノックス。

最終更新:8/27(火) 7:15
スポーツ報知

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