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いまや時計製造にハイテクは欠かせない! 3Dプリント技術を駆使した個性派時計 Holthinrichs Watches(ホルセンリックス・ウォッチズ)

8/25(日) 18:10配信

ウオッチライフニュース

金属3Dプリント技術を駆使したケースを製造する ホルセンリックス・ウォッチズ

 創業者ミヒール・ホルセンリックス氏は、オランダのデルフト工科大学で建築デザインを学んでいた際、繊細で複雑な機械式腕時計を目にしたことから腕時計づくりに魅せられ、大量のアンティークウオッチを購入。
やがて自分の腕時計ブランドを立ち上げたいとの思いから設立されたのが、オランダ・デルフトに創業した新進気鋭の高級時計ブランド、ホルセンリックス・ウォッチズである。

 建築デザインに着想を得たミヒール氏が想像する時計のデザインは、立体的で非常に複雑だ。特に彼のデザインするケースは複雑なディテールを持っているため、旧来の金属加工方法では生産不可能かもしれないと思いはじめたという。

 そうして彼がたどり着いたのが、金属3Dプリント技術を時計ケースの成形に取り入れるというアイディアだった。彼はアール・ヌーボーやアール・デコ、初期モダニズムなどからインスピレーションを受けた独創的な時計デザインを設計。これを最先端の金属3Dプリント技術と組み合わせることで、まったく新しい外観の古典的なスタイルを生み出している。

 金属3Dプリント技術を駆使して作られるのは、基本的にはケースのみ。金属3Dプリントにより成形されるケースは、最終的には手作業で滑らかに磨きをかけ、仕上げられていく。
こうして生み出されるホルセンリックス・ウォッチズのコレクションは、クラシックな雰囲気を備えつつも、最先端の金属3Dプリント技術だからこそ実現可能な、複雑かつ個性的なディテールを備える。

 ブランドの創業は2013年。テストを繰り返して、16年にファーストモデルが完成。18年6月には内製による文字盤の生産を開始、そして同年12月には金属3Dプリンタによるチタンウオッチの開発にも成功した。なお、バーゼルワールド2019では新作も発表している。いま注目の時計ブランドのひとつと言えよう。

最先端の技術と伝統技術が融合! 新時代のハンドメイドウオッチ

 ブランドのなかでも、最もベーシックなスチールケースを採用したモデルがオーナメント1 ルテニウム。

 3Dプリントケースならではの立体感のあるディテールがやはり最大の魅力だが、サイズは控えめな38mm、手巻きムーヴメントを搭載しているため、厚みも10mm程とよくまとまっている。

 こうしたツウが好みそうなスタイルとスペックなのは、アンティークウオッチが時計製造の原点になっているということが大きい。

 そして何と言っても、ホルセンリックス・ウォッチズの特筆すべき点は、ケース製造に最新の金属3Dプリント技術が用いられるところだ。伝統的な製法ではなし得ない立体的で複雑なディテールを持つケースはほかでは見られない。

 一方で、仕上げは伝統的な手仕事とすることでハンドメイドならではの温もりや美しさを実現している点は見逃せないだろう。



文◎佐藤杏輔(編集部)



【問い合わせ】
Holthinrichs Watches
https://holthinrichswatches.com

佐藤杏輔(ウオッチライフニュース編集部)

最終更新:8/25(日) 18:10
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