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驚くほどスポーティなアルファロメオ「ジュリア」ディーゼルは峠道でも爽快

8/25(日) 8:00配信

&GP

アルファロメオにディーゼルエンジン? イタリアが誇るアルファロメオといえば、アドレナリンを沸騰させるかのごとく“走りの快楽”に満ちあふれた官能的なブランドだ。だから、そのラインナップにディーゼル仕様が用意されたとなれば、“アルフィスタ”と呼ばれる熱狂的ファンのみならず、クルマ好きの多くが耳を疑うに違いない。

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確かに先日、アルファロメオ「ステルヴィオ」にディーゼル仕様が加わったが、ステルヴィオはあくまでSUV。車体が重く、エンジンをガンガン回して走るキャラクターでもないSUVは、ディーゼルエンジンとの相性がいいとされている。

しかし、ここに紹介する「ジュリア」は、アルファロメオの正統派セダン。そこにディーゼルエンジンが搭載されたとなれば、クルマ好きが驚くのも無理はない。

ディーゼルにも一家言持つアルファロメオ

とはいえ、ヨーロッパ市場においては、アルファロメオのディーゼル仕様はごく当たり前の存在。それどころか、今では乗用車用ディーゼルエンジンの大半が採用している、超高圧の“コモンレールシステム”と呼ばれる機構を初めて乗用車エンジンに搭載したのは、何を隠そうアルファロメオだった。

緻密な燃料噴射制御を可能とする高圧インジェクターの採用で、フィーリングの向上とパワーアップ、そして、燃焼効率の向上による排出ガスのクリーン化も実現するというのが、コモンレールシステムのウリ。そんな同システムが初めて搭載されたのは、日本でも大ヒットしたセダン「156」で、1997年のことだった(156のディーゼル車は日本には導入されず)。

さらに、2003年から2005年にかけては、ディーゼルエンジンを搭載した「147」で“世界一の草レース”として知られるドイツ・ニュルブルクリンクでの24時間耐久レースに参戦。ディーゼル車部門を3年連続で制覇している。このようにアルファロメオは、ディーゼルエンジンに対しても一家言持つブランドなのだ。

ジュリアのライバルはBMW「3シリーズ」

今回試乗したのは、ジュリアに追加されたディーゼル仕様「ジュリア 2.2ターボディーゼル スーパー」。試乗コースは、ディーゼルエンジンにとってネガな要素が出やすい、ワインディングロードを選択した。

試乗へ移る前に、改めてジュリアのポイントについておさらいしておこう。ジュリアというクルマは、いうなれば“アルファロメオの作ったBMW「3シリーズ」”。ボトムグレードで446万円、そして(超高性能グレード「クアドリフォリオ」を除く)アッパーグレードで600万円弱という価格設定は、“Dセグメント”に属す欧州プレミアムセダンのライバル、3シリーズやメルセデス・ベンツ「Cクラス」とほぼ同じ。中でもジュリアは、走りにこだわったモデルだけに、直接のライバルはやはり3シリーズとなる。

ポジショニングとしては、20年ほど前に日本でもヒットした156の後継だが、当時と比べると、アルファロメオ車のクオリティや品質は大きく上がった。インテリアの仕上げを見ると、「イタリア車もここまで来たか!」と感慨深い。ドイツ車に匹敵するレベル、とまではいわないが、車格に見合うだけのクオリティは備えている。

一方、デザインに関しては、アルファロメオらしさが炸裂している。イタリアの彫刻のようにダイナミックなボディパネルの面構成は、精悍さを追求したドイツ車とは一線を画す、色気の漂うもの。

この辺りは、156のセクシーなラインを彷彿させるものがある。正直にいえば、156の頃に比べると価格がアップし、少し縁遠い存在となった気もするが、それは他車も同様。3シリーズのライバルと考えれば、ジュリアの価格設定は素直に納得できる。

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最終更新:8/25(日) 8:00
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