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思春期に効いてくる!乳幼児期からできる子育てのヒント【井桁容子先生の育児ワークショップ】#2

8/25(日) 21:10配信

kufura

乳幼児教育実践研究家としてテレビ出演や全国での講演会などで活躍する井桁容子さん。42年の保育士歴から語られる、子どもの多様性を認めて子どもの気持ちに徹底的に寄り添う保育論は、子育てのプレッシャーで頭が凝り固まっている親たちにとっては目からウロコ!の連続です。
昨年保育士からステージを新たにした井桁さんは、非営利団体「コドモノミカタ」の代表理事を務めています。保育士時代から縁の深い保護者や保育者が有志で集い運営している団体で、そのワークショップに筆者も参加してきました。
ワークショップで学んだ中から、1回目にお伝えしたのは「辛くならない子育て」のヒントについて。今回は「思春期を見据えた乳幼児期からできる子育て」について、kufura読者の皆さんとシェアします!

4才でも抱えている、子どもの秘密に気づいてる?

ワークショップのテーマは『子どもの心の秘密~信頼できる大人であるということ』。

井桁さん曰く、子どもの心にあることで大人にわかってもらえないことが“心の秘密”になってしまうそうです。

その秘密を最も抱えているのが思春期なのですが、幼児期でも秘密を抱えてしまうことがあることを先生の保育士時代のエピソードで紹介してくれました。

子どもの心に生まれた、小さな、うまく言えない秘密
下の子が生まれてモヤモヤした気持ちを抱える4歳の園児のお話です。

イライラしてるお母さんとの関係に悩んでいることをこっそり友達に相談していたものの、お母さんのイライラした様子が変わらないので、夜になると暴れてみたり、ついには「お母さんとは暮らせません!」と宣言するほどに。

そこでお母さんが「もしかして、ママのこと独り占めしたかったの?」と聞いたら、とてもとても戸惑って、ようやく、「そうかも!」と胸の内を言えたそうです。

わずか4才で、母に知られないように友達に相談するいじらしさ! そして、うまく言葉にできないけれど心にたまっていたものがあったんですね。

井桁さんは「困っていることをしまいこんで平気なフリをしていることが、幼児期にもあるんです。なので、子どもの気持ちをわかっていないのにわかったフリをするのは、とても罪深い」ときっぱり。

忙しくて適当に相槌を打ったり、子どもの気持ちを決めつけてピシャッと叱ったりしていると、子どもがどんどん秘密を抱えてしまう怖さを感じました。

筆者の8才の息子が近ごろ何かと反抗的なので、叱り口調でやり返してしまう現状報告をすると「抑えつけないで吐き出させてあげないと、思春期にバリアを張られちゃいますよ」と。肝に銘じます!

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最終更新:9/4(水) 13:53
kufura

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