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発売から25年。『ファイナルファンタジー6』のキャラたちが今も愛されるワケ

8/25(日) 15:00配信

マグミクス

当時のキャラクターたちは現在もコラボで活躍

 「近づく、予感」。

 一体何が近づいて来るのか? この好奇心をくすぐられそうなキャッチコピーがつけられたゲームは、1994年4月2日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売された『ファイナルファンタジーVI』(FFVI)。そう、スーパーファミコン最後の『ファイナルファンタジー』(FF)シリーズ作品です。

【画像】魔導アーマーに幻獣…『FF6』を印象づけたシーンたち(5枚)

 今や国民的RPGとして名前を挙げられる『FF』シリーズ。その6作目となる『FFVI』は、”魔法”をメインテーマに掲げた意欲的なタイトルでした。無骨な魔導アーマーに乗る主人公の一人「ティナ」が雪原を歩き続けるオープニングは、「何かただ事では無いことが起こりそう……」と思わせるのに十分な内容だったと思います。ゲーム内容に直接関係はありませんが、ティナによく似た少女がスクランブル交差点に降り立つ当時のテレビCMも印象的でしたね。

 筆者が初めてプレイした『FFVI』は、いくつかの新規要素を収録した2006年11月発売のゲームボーイアドバンス版でした。

 ひととおりクリアした後になってオリジナル版の存在が気になり、スーパーファミコン版を手に入れてプレイしたところ、一度エンディングまでたどり着いているのにも関わらず「よく出来たゲームだなぁ」と感心してしまいました。ほんの少し、思い出補正も入っているかもしれませんが……。

『FFVI』は、他のゲームタイトルとのコラボにより、2019年現在もキャラクターの活躍が見られる作品でもあります。発売から25年経った今でも色あせない思い出を残しているのは、一体なぜなのでしょうか。

 この問いに対するベストアンサーは、きっとプレイヤーごとに存在するはずです。その点を踏まえて筆者なりに導き出した答えは、本作が「群像劇」であるがゆえに、「コイツが大好き!」と思えるキャラクターが見つけやすいという点にあると思います。

群像劇だからこそ身に染みる、感情移入のしやすさ

 群像劇、つまり数多くのキャラクターそれぞれに焦点を当てる物語が採用されていることから、『FFVI』では序盤からさまざまなキャラクターのストーリーにしっかり向き合うことになります。
 
 前述のティナをはじめ、最初期で仲間になる「ロック」にガストラ帝国の女将軍「セリス」、無類のギャンブラー「セッツァー」など、その数は計14名。中にはスポット参加や任意によるパーティー編成などの条件もありますが、それでも10名以上のキャラクターの内面を描いているからこそ、それぞれのプレイヤーが感情移入できる”お気に入り”を見つけやすかったのではないでしょうか。

 もちろん、その根底には劇場でオペラを歌うセリスや世界の崩壊、ダリルの死を乗り越えて再起を決意するセッツァー、自身が仕えていたガストラを自ら殺めたケフカなど、数々の名イベントが織り込まれているのは言わずもがなです。

 キャラクターの人物像を映し出すのに必要不可欠なイベントシーンに目を向けてみると、テキストを中心とした良い意味での”簡素な表現”が、テレビの前に座るプレイヤーの想像力をかき立て、「このキャラクターはきっとこんな人物なんじゃないか?」という具合に、各々が持つイメージ像を補完するキッカケとなりました。言わば「プレイヤーにとっての理想的な主役」が出来上がったといえるでしょう。

 ストーリーにキャラクター、そして自由度の高い魔石による育成や必殺技など、前作『ファイナルファンタジーV』をベースとしながらも、後年のシリーズ作品に受け継がれていくシステムの基礎が作られた『FFVI』。多くの移植版がリリースされている今だからこそ、再び手に取ってみたい名作です。

マグミクス編集部

最終更新:8/26(月) 11:04
マグミクス

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