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完璧な親なんていない。でも完璧を演じる親は、毒。娘が暴露したレーガン大統領家族の嘘

8/25(日) 21:05配信

ELLE ONLINE

パティ・デイヴィス。この名前でピンとくる人も多いはず。
アメリカ史上もっとも華やかと言われた大統領夫妻、ロナルド・レーガンとナンシーの娘は、史上もっとも問題児とされた大統領の娘だったが、彼女の子ども時代は壮絶な虐待の連続だった。実の両親からの。

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殴打され続けたパティ。暴力は8歳から大学2年になるまで続いたが、最初のきっかけはクッキーだった。ある日、商店街でパン屋がクッキーの試食をすすめてきた。その手がクッキーに届く直前、娘の腕をつかみ母ナンシーはこう叫んだ。「ダメって言ったでしょう!」 肥満を恐れ、禁じたはずのクッキーに手を伸ばした反抗的な娘が許せずそのまま近くに停めてあった車に引きずり込み、猛スピードで暴走。そのスピードはパトカーに止められてしまったほど。声をかけた警察官への言い訳は「生意気な娘が言うことを聞かないから」だった。

母ナンシーは“大きくなるもの”が嫌いだった。小動物や乳児は顔をくしゃくしゃにして抱き寄せたが、成長していく子供が許せなかった。健康体に成長していく娘の身体を「あなたのお尻はなんて大きいのかしら」とことあるごとに貶し、大きくなることがまるで罪かのようにちくちくと責めた。夜に突然部屋にやって来て、「歯を磨け」と命令。歯ブラシに歯磨き粉を付けた途端に今度は「トイレに行け」と命令。行っても出すものがないため「行きたくない」と言うと、反抗とみなし殴ったこともある。まるで拷問のような日々。もっと成長しパティがナプキンを着けていると生理が来ていることすら責めた。自我がなく、自分を頼ってくれる弱い人しか愛せない人はよくいるが、ナンシーはそういった類の人物だったのだ。それを父親のロナルド・レーガンは、徹底して見て見ぬふりを貫いた。あるとき母親の暴力に耐えられず泣く泣く訴えた父はこう言ったという。「どうしてそんな嘘をつくんだ?」 こうして父も虐待の共犯者となっていった。

ロナルドとナンシーという毒親は、同時に差別主義者でもあった。パティに黒人の友人ができると「近づくな。どうせうまくはいかない」と嗜め、労働者階級の庭師が一杯の水を求めに家に入ってきたところ烈火のごとく「家の床を汚した!」と喚き散らしたことがのちに暴露されている。

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最終更新:8/26(月) 18:40
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