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ボローニャ戦術コーチ&関係者が語った冨安健洋の可能性。「若手CBでは世界5指のタレント。日本人DF未踏の地にも」

8/25(日) 11:31配信

GOAL

 今夏、ベルギーのシント=トロイデンからイタリア・セリエAのボローニャへと移籍を果たした冨安健洋。日本代表としても定着しつつある20歳のセンターバックは、25日にアウェーで行われるヴェローナ戦で新天地でのリーグ戦スタートを切る。さらなる飛躍のシーズンとすることを狙う冨安の可能性、そしてボローニャで求められている役割を関係者のコメントを基に展望する。

文=片野道郎(イタリア在住ジャーナリスト)

冨安を追っていたボローニャ

「彼はすごくいいDFだ。日本人としては例外的に大きいし、それでいて速いし、巧いし、頭もいい。常に冷静で状況判断も的確だし、後手に回ってもそれを取り戻せるスピードがある。右足も左足も使えて、プレッシャーがかかってもまったく動じずにボールを扱う。DFとしての個人技術、個人戦術という点ではまだ身に付いていない部分もあるが、それはまだまだ伸びしろが残っているということだ。まだそれほど注目されていないが、いま20歳前後のセンターバックの中では、世界でもトップ5に入るタレントだと思っている」

 筆者が取材に訪れたボローニャで、たまたま立ち話をする機会を得たクラブ関係者が、こう言って冨安健洋を「激賞」したのは、今年3月のことだった。1月のアジアカップで日本代表の最終ラインを支え、一部では注目を浴び始めていたとはいえ、ヨーロッパではまだ、ベルギーの中小クラブでプレーする、いち無名選手に過ぎなかっただけに、この高評価には驚いた。冗談交じりで「ボローニャが獲るしかないですね」と言うと、帰ってきたのはこんな答えだった。

「そうなるといいね。彼のような選手がステップアップするなら、ドイツやイングランドではなく絶対にイタリアに来るべきだ。ここには他の国にはない『守備の文化』がある。選手として最も成長する20歳前後の時期にイタリアで守備の技術と戦術を身につければ、いままで日本人のDFが誰も到達しなかったレベルに成長することができると思う」

 それから3ヶ月が過ぎ、2018-19シーズンが終わって移籍マーケットが始まった途端、ボローニャが冨安獲得に動き出したというニュースが流れた時には「来たか」と思ったものだ。

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最終更新:8/25(日) 11:31
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