ここから本文です

谷川俊太郎氏の別荘『篠原一男建築:Tanikawa House』が一般公開/群馬

8/25(日) 23:52配信

Webマガジン コロカル

コロカルニュース

■篠原一男氏の代表作が開館。 今後さまざまな芸術表現の場として活用されることに

建築家・篠原一男。『白の家』(1966年)や『ハウスインヨコハマ』(1984年) で知られる日本戦後モダニズムの雄であり、彼が作り出す抽象的な空間や建築思想は、その後に続く伊東豊雄氏や安藤忠雄氏にも多大なる影響を与えました。

【写真で見る】北軽井沢『篠原一男建築:Tanikawa House』が一般公開。8月25日には谷川俊太郎氏も参加するお披露目会も/群馬

そんな篠原氏が手がけた詩人・谷川俊太郎氏の別荘が、北軽井沢にあるのをご存知ですか?

『篠原一男建築:Tanikawa House』。1974年に谷川俊太郎氏の一編の詩に基づいて建てられたもので、上記ふたつの作品に加え、篠原氏の代表作のひとつと言われています。日本やスイスの建築業界では、名建築として名が通っているんだとか。

ここの最大の特徴は、南北に9メートルの幅、1.2メートルの落差を持つ傾斜した土間の空間。穏やかに起伏した敷地の斜面をそのまま住宅に取り入れるという篠原氏の考えのもと設計されました。

土間の西側にはカーペットと畳敷きの居室があり、南と西には窓が。篠原氏に師事し、数々の前衛的な家具を手がけたデザイナー・大橋晃朗氏がこの住宅のために製作した備え付けの家具も室内に残されています。

それはもう篠原氏を代表する作品らしく、潔いほど美しく前衛的。

しかし建築自体は有名だったものの、もともと個人住宅として建てられたものであったため竣工から現在までの45年間、実物を目にすることができたのは一部の関係者のみでした。

そんな『篠原一男建築:Tanikawa House』を、遠山正道氏とクリエイター集団PARTYが設立した合同会社〈The Chain Museum〉が取得、建物の保全をすると共に、今後さまざまな芸術表現の場として活用することになりました。

『篠原一男建築:Tanikawa House』はThe Chain Museumが運営する、アーティストを直接・気軽にサポートできるアプリ〈ArtSticker〉にて、詳細情報を閲覧したり、応援の声を直接送ることができるそうです。ぜひアプリをチェックしてみてはいかがでしょうか。


writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。

【コロカルニュース】とは?
全国各地の時事ネタから面白情報まで。コロカルならではの切り口でお届けする速報ニュースです。

最終更新:8/25(日) 23:52
Webマガジン コロカル

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事