ここから本文です

【突撃取材】ウォルマートに銃を買いに行ってみた。乱射事件の原因は本当に「売り手のユルさ」なのか

8/26(月) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

米小売り最大手ウォルマートの店舗で銃乱射事件が相次ぎ、同社に銃器の販売自粛を求める声が高まっている。

【全画像をみる】【突撃取材】ウォルマートに銃を買いに行ってみた。乱射事件の原因は本当に「売り手のユルさ」なのか

ウォルマートではどんなふうに(品揃えやセキュリティなど)銃を売っているのか。調査の一環として、ヴァージニア州の店舗に銃を買いに行ってみた。

ウォルマートから銃を買って帰るのは思っていたよりずっと大変。同社は銃の取り扱いや販売にかなり気を使っている印象を受けた。

ウォルマートの銃器販売について議論が沸き起こっている。同社の店舗(テキサス州エルパソ、ミシシッピ州サウスヘイブン)で銃乱射事件が立て続けに発生し、24人もの死者が出たからだ。

事件後、12万8000人を超える市民から、ウォルマートに銃器販売の中止と銃反対の姿勢をはっきり示すよう求める署名が集まった。しかし、同社はその考えがないことを明らかにしている。

そこで私は先週、ウォルマートに銃を買いに行ってみた。どんな場所で、どんな銃がどんなふうに、どんなセキュリティのもとで売られているのか調査したかったからだ。

結論から言えば、ウォルマートで銃を買って家に持って帰るのは、想像していたよりずっと難しいことを思い知らされた。

家を出る前にまず引っかかった

ウォルマートによると、全米4700店舗のうち半分以上が銃を扱っているという。

8月13日にウォルマート・ドットコムとグーグルで検索し、自宅近くにあるウォルマート10店舗のうち銃を扱っているところを探してみたが、はっきりとした答えにはたどり着けなかった。

ウォルマートのウェブサイトで宣伝されている銃はどれも殺傷能力のないエアガンばかり。検索開始からおよそ30分、このままネットで探していてもラチがあかないと思い、店に直接電話することにした。

そうして分かったのは、ウォルマートの店員たちは誰ひとり銃がどこで売られているのか知らないということだった。

私は間違っていた。

1時間半以上かけて、10数回電話をかけた(うち40分ほどは待たされた時間)が、店員と直接話せたのはたったの3回だけ。しかも、その店員3人の答えはいずれも同じで、周辺の店舗で銃を扱っているところは知らない、というものだった。

ある人物からウォルマートのカスタマーサービスの代表番号を教えてもらったので、そこにもかけてみたが、何の役にも立たなかった。電話口の向こうの男性はこう語った。

「商品在庫の問い合わせについては、諸事情あってこちらではお受けできないのです」

彼はそれ以上のことは語らず、私の自宅近くにある1店舗では少なくとも銃を扱っていないことを知っている、とだけ教えてくれた。

私は手元にあるリストのその店舗にバツ印をつけた。

それぞれの店舗に直接電話して、銃を売ってるかどうか確かめてみたらどうか、と彼が言うので、すでに1時間以上かけてやってみたけれど、多くの店は電話がつながりもしなかったことを伝えた。「特定の地域で起きている問題に関してエラーレポートを出すこともできるが」と彼。そんなことをしても何にもならない。

1/5ページ

最終更新:8/26(月) 14:37
BUSINESS INSIDER JAPAN

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事