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桃田賢斗、史上4人目の男子単2連覇…攻守に完璧な理想形へまた一歩

8/26(月) 6:05配信

スポーツ報知

◆バドミントン 世界選手権最終日 ▽男子シングルス決勝 桃田2―0アントンセン(25日、スイス・バーゼル)

 【バーゼル(スイス)25日=細野友司】各種目の決勝が行われ、男子シングルスで世界ランク1位の桃田賢斗(24)=NTT東日本=が、同9位のA・アントンセン(デンマーク)を21―9、21―3で破り、2連覇を達成した。2年連続日本勢対決となった女子ダブルスは、前回女王の永原和可那(23)、松本麻佑(24)=北都銀行=組は、同3位の福島由紀(26)、広田彩花(25)=アメリカンベイプ岐阜=組に21―11、20―22、23―21で勝利。世界選手権2連覇は、ともに日本勢初の快挙となった。

 桃田は最後まで華麗だった。ヘッドスライディングしながらのリターンが決まり「素直にうれしいという気持ちが一番」と無邪気に喜んだ。男子単2連覇は史上4人目で、中国勢以外では初。決勝の12失点は現行方式となった06年以降最少で、2ゲームともに1ケタ失点も初めて。「眠れないくらい緊張もした。そういうことにも挑戦して2連覇できて、自信になる」。王者の強さは、際立っていた。

 昨年は「守り」をテーマに初制覇。直後のアジア大会はギンティン(インドネシア)のスピードに屈した。日本代表の中西洋介コーチは「陸上でいえば、400メートルか1500メートルの選手」と桃田を形容する。スタミナと速さを両立できる一方、100メートル選手のような爆発力で流れをつかむべき時もある。7月の富山合宿では、ネット際への打球を連続で拾う練習に汗を流し、シャトルの山を作っていた。6試合圧勝。攻守に完璧な理想形へ、また一歩近づいた。

 昨年9月27日、世界ランク1位になった。全世界から追われる孤独な立場だ。「守りに入らないように」と言い聞かせてきた。今年4月、シンガポールOPも足元を見つめる契機だった。初戦でサイプラニース(インド)に最終ゲーム22―20の辛勝。所属の須賀隆弘監督に「少し格好ばかり気にしていました。初心に戻って、がむしゃらに頑張ります」と約束した。

 20年東京五輪へ、圧倒的な力を示した。それでも目指す高みは、五輪2連覇の林丹(中国)ら“レジェンド”の世界だ。「自分が見ていたイメージはもっともっと強いし、もっと歓声がわいて、誰もが見入っちゃうような試合をしていた。まだまだ、と痛感している」。目標は高く、向上心は熱く。桃田はまだ強くなる。

最終更新:8/27(火) 20:12
スポーツ報知

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