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今、アクションを。世界に増えつつある気候変動専門のテーマパークや博物館

8/26(月) 6:00配信

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気候変動がもたらす問題は深刻さを増す一方だ。昨今の異常気象がもたらす自然災害を目にするにつけ、とても他人事には感じられない事態になってきている。

その一方で、一刻の猶予も許されないといわれながら、学校での気候変動教育は遅々として進まず、「今すぐ手立てを講じるべき」と若い世代に訴えられても、情けないことに一般の大人は手も足も出ない。

今、「何から手をつけたらいいの?」という疑問を持つ私たちを導いてくれる場所が、世界で続々と誕生している。

気候変動に特化した博物館やテーマパークだ。最新テクノロジーを取り入れているところも多く、どこも「お堅い学びの場」という雰囲気はない。

お出かけスポットとして、家族そろってこうした施設を訪れ、皆でしっかり気候変動に向き合ってみれば、各世代で何ができるかが見えてき、また親子の絆も強まるのではないだろうか。

見かけはメルヘンの世界でも、メッセージは辛口

世界的にも珍しい、気候変動を取り上げたテーマパークがフランスのオーヴェルニュ地方にある。

メインテーマは「気候変動」。ライドなどがあるわけではないが、「デュフィプラネット」は家族連れを中心に毎年13万人が訪れる。

2011年にオープンし、東京ディズニーランドの半分ほどの敷地があり、2つのエリアで構成されている。

1つ目は、昔ながらの生活を再現したエリアだ。ビジターは5つの村を巡りながら、自然の恵みを受け、ニワトリや馬などの家畜の世話をし、季節に応じて農作業などをしていた頃の暮らしを経験する。

平和でのんびりした雰囲気ながら、気候変動でこうした生活がどのような危機にさらされているかも同時に解説されている。

次に待ち受けるエリアは森。ここでいよいよビジターは地球を守るための冒険に出発する。森に住む妖精が物語や歌にして、自然保護の方法を教えてくれる。

そこに配置されている小型のコンピュータスクリーンから出題される、環境に関する雑学クイズに答えながら進む。自分自身の生活についても尋ねられることがあり、自省の良い機会になる。

約4時間かかる冒険は誰にとっても興味深いものだ。とはいえ、ビジターは要所要所で森の住人たちから警告や批判を受けることを覚悟しなくてはならない。

「自然災害に注意しろ」「地球の命はもうわずか」「地球を病気にしたのは人間だ」と指摘される。

おとぎ話の世界が展開されながらも、メッセージはとても現実味を帯びている。

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最終更新:8/26(月) 6:00
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