「テレ東プラス」では、元日本航空CAで、現在は、接遇マナー研修講師を務める康乗ひとみさんを取材。ビジネスシーンにおいて、人の信頼を勝ち得るにはどうしたらよいのか。「第一印象で人に信頼されるビジネスマナー」について聞いた。
――第一印象では、服装が占める割合も大きいと思います。ビジネススーツの着こなし術について、大切なポイントなどあれば教えて下さい。
「ビジネスの場での服装には目的があります。成功するための道具と考え、相手に与えるイメージから服装を選んでください。ポイントは汚れやしわのない自分に合ったサイズのスーツを着ることです。ボタンを留めてお腹回りや肩回りを確認してください。初めての訪問先へはネクタイを締めて上着を羽織って行きましょう。2回目以降は、状況により相手に合わせた服装でも構いません。また、靴は磨かれているか、カバンの中に物を詰めこみすぎていないかもポイントとなります」(康乗さん 以下同)
――女性はどんなことに気を付ければいいですか?
「服の形や色は業種のイメージに合わせて選ぶと良いでしょう。注意するのはスカートの長さ。座った時に膝頭が見えるくらい長さが好印象を与えます。派手なバッグやアクセサリーはビジネスシーンにはふさわしくありません。また靴もサンダルやミュールなどで訪問先に行くのは控えたほうがよいでしょう」
――ビジネスの場では、雑談で場が和んでから本題に入りたいものですが、話題はどう見つけたらいいのでしょうか。
「相手の方について、事前にHPやSNSなどで調べて、趣味や出身地など共通のテーマになりそうなことを見つけてみてはいかがでしょうか。質問攻めは相手にプレッシャーとなりますが、笑顔で相づちを打ちながら話を聞くと相手も話がしやすいでしょう。
また、名刺を話題作りの道具にする人もいます。名刺に関わっているプロジェクトや似顔絵、写真などが書かれている場合には会話のきっかけにしてみてください」
最終更新:8/26(月) 8:10
テレ東プラス
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