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フジクラ・ダイヤケーブル、漏洩同軸ケーブル事業を強化。福井工場の生産能力増強

8/26(月) 6:05配信

鉄鋼新聞

 産業用電線メーカー大手のフジクラ・ダイヤケーブル(本社・東京都千代田区、社長・久下忠利氏)は漏洩同軸ケーブル事業を強化している。漏洩同軸ケーブルは外部から電波が届きにくい閉じた空間でも高品質な無線通信を可能にするアンテナとして機能する製品。福井工場(福井県福井市)で生産ラインを高効率なタイプに更新。軽量で信号減衰が小さい高性能品の生産能力を大幅に高めた。第5世代通信システム(5G)整備などで高まる需要を捕捉することなどが狙い。
 増産するのは電気絶縁に高発泡させた樹脂を使用したタイプ。軽量化によって施工負担を大幅に軽減しているほか、高周波信号を高効率に伝送できる。鉄道関連で発泡絶縁タイプの要求が高まっているほか、今後5Gの普及に伴いニーズが拡大する見通しとなっている。久下社長は「発泡仕様の需要増に対応するため、億単位の投資金額で増強した」と話している。
 更新したのは絶縁材料を被覆する押出機や、金属管を被せるコルゲート処理設備などで構成される製造ライン。昨年から更新に取り組み、今年に入って新ラインでの量産を開始している。高効率設備への更新は生産性アップによる収益力の強化にも貢献する。
 同社では情報の伝送に用いる一般の同軸ケーブルについても高発泡タイプの拡販に注力している。

最終更新:8/26(月) 6:05
鉄鋼新聞

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