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「人生の墓場に入ったとずっと思っている」。厚労省の職員や退職者の叫びと改革への動き

8/26(月) 18:41配信

BuzzFeed Japan

厚生労働省の働き方改革に取り組む若手チームが8月26日、組織の改革をするため、根本匠厚労相に対し、緊急提言をした。根本厚労相は、提言を受け取ると「多岐にわたる提言を述べてくれ、心から感謝を申し上げます」と返した。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

厚労省は4月、業務改革の取り組みを進めるために若手チームを結成した。

若手チームは20、30代を中心とする38人の職員で構成。省内に18あるすべての人事グループからなるという。

今回の提言の内容は、厚労省の業務・組織のあり方についてのもので、これまで省内の幹部や若手の職員に対してヒアリングや対話、アンケート調査を行うなどして取りまとめた。ヒアリングにあたっては、退職者も対象に入れたという。

なぜ業務改革を進めたいのか。

提言によれば、日々の業務を減らして楽をしたい、待遇を良くしたいといった動機ではないといい、こう記される。

“国民から求められる社会保障や働き方改革を十分に推進できる組織でないならば、一刻も早くこの組織の抱える課題を解消し、個人と組織の持つ能力とパフォーマンスを最大化して、真に日本の社会経済・国民生活の向上に資する、信頼される組織に再生させるべきである。

「厚生労働省改革を進めることは、国民一人一人の人生と生活をより良くするもの」。そうした想いと責任感に基づいて、昼夜なく、この緊急提言の検討を進めてきた。“

厚労省の職員たちの労働実態

厚労省は、医療や介護、福祉、年金、労働、子どもなどに関わる行政を所管する。

「働き方改革」の旗振り役でもある一方で、省内の職員は過重な労働が強いられている。

自民党行政改革推進本部によれば、厚労省の忙しさは他省に比べて随一で、2018年の定員1000人あたりの国会答弁数、所属委員会の出席時間、質問主意書答弁数、審議会などの開催回数、国が被告となっている訴訟件数の全てで1番多かったという。

省内では労働時間の長さなどから、「強制労働省」と自嘲気味に呼ぶ声もある。

こうしたことが影響し、若手チームによるアンケート調査では、約50%の職員が「やりがいを感じる」とする一方で、65%の職員が自らの業務量を「非常に多い」「多い」と回答。

「職員を大事にする職場である」と答えたのは8%にすぎず、「職員を大事にしない職場である」と回答したのは40%以上となった。

さらに、業務量負担の要員として、3分の2の職員が「厚労省全体の人員が不足している」と答え、半数の職員が「仕事や心身の健康に悪影響を与える職場である」、20代後半の職員の約半数が「辞めたいと思うことがある」とした。

さらに、職員や退職者へのヒアリングで、悲痛な声があがったという。

・「厚生労働省に入省して、生きながら人生の墓場に入ったとずっと思っている」 (大臣官房、係長級)
・「毎日いつ辞めようかと考えている。毎日終電を超えていた日は、毎日死にたいと思った。」(保険局、係長級)
・「仕事自体は興味深いものが多いと思いますが、このような時間外・深夜労働が当たり前の職場環境では、なかなか、一生この仕事で頑張ろうと思うことはできないと思います」(労働基準局、係員)
・「家族を犠牲にすれば、仕事はできる」(社会・援護局、課長補佐級)
・「今後、家族の中での役割や責任が増えていく中で、帰宅時間が予測できない、 そもそも毎日の帰宅時間が遅い、業務量をコントロールできない、将来の多忙度が予測できないという働き方は、体力や精神的にも継続することはできないと判断した」(退職者)
・「子供がいる女性職員が時短職員なのに毎日残業をしていたり、深夜にテレワ ーク等をして苦労している姿を見て、自分は同じように働けないと思った」(退職者)

その中で、元職員の多くが「厚生労働省の仕事は非常に重要であり、やりがいもあると思うが、自分の健康や家族をこれ以上犠牲にすることはできず、退職を決意した」との趣旨の発言をしたという。

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最終更新:8/26(月) 18:41
BuzzFeed Japan

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