ここから本文です

ロシアの海上原発が出航、「核のタイタニック」との批判も

8/26(月) 16:41配信

ロイター

 ロシアが開発した「海に浮かぶ原子力発電所」が23日、北西部ムルマンスクから北極海を経由し、およそ5000キロ離れた北東部チュコト自治管区に向け出航した。当局者はこの船で孤立した地域に電力を供給すると胸を張るが、環境保護団体からは事故の危険性を指摘する声があがっている。

 この「アカデミク・ロモノソフ」号が、到着すれば現地の火力発電所や、老朽化した原発に代わり人口5万人の町ペベクに電力を供給する。「最大の利点は、電力を必要としている地域に、それを供給できる点だ。これは強力な供給源だ」とロシア当局は利点を強調する。

 だが環境保護活動家らは、原子力事故の危険性を指摘する。環境保護団体グリーンピースは、この船を「核のタイタニック」と呼んだ。

 ロシアでは今月、同国北部アルハンゲリスク州の軍の実験場で兵器のテスト中に爆発がおき、付近の町で放射線のレベルが一時急上昇する事故が起きたばかり。この事故では5人が死亡した。そのため同国の原子力に対する懸念が高まっており、海に浮かぶ原発はこうした中での「船出」となった。

最終更新:8/27(火) 10:25
ロイター

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事