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香港デモは再び過激化-警察は初めて威嚇発砲、放水砲も使用

8/26(月) 7:40配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 12週目となった香港での「逃亡犯条例」改正案を巡る週末のデモは、前週末の平和的デモから再び過激化し、警察は初めて発砲したほか、放水砲使用に踏み切った。

警官隊とデモ隊は25日、新界地区荃湾で数回にわたり激しく衝突した。24日には林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が状況打開に向け、元当局者や有力者らと会談した。

香港政府ウェブサイトに掲載された声明によると、警察は12歳から48歳までの36人を違法集会や武器保持などの容疑で逮捕した。

中国は、香港の騒乱への介入を検討していると、これまでで最も強い警告を発した。中国国営の新華社通信は25日の論説で、「香港で暴動が起きた時に介入するのは中国政府の権限であるばかりか、責任でもある」と、かつての最高指導者、鄧小平氏の発言を引用した。中国政府の我慢が限界を迎えつつある可能性が示唆された。

トランプ大統領は今月13日、中国政府が香港との境界付近に部隊を移動させていることを示す米国の情報当局の報告を明らかにした。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は15日、中国の中国人民武装警察部隊が「大規模演習」を前に深圳に集結しており、「多数の」装甲兵員輸送車やトラックなどが香港に隣接する市に向かっているのが見られたと伝えていた。

新華社は25日の論説で、香港の抗議行動が特別行政区基本法の転覆を狙った「カラー革命」に転じたと指摘し、さらなる対応を講じる構えを示した。中国当局者は以前、香港の抗議デモは「カラー革命」の様相を一部帯びていると指摘していた。

香港警察は26日未明の会見で、前日の衝突で空に向けて発砲した警官について、多数のデモ参加者が倒れた警官に襲いかかっていた状況で「最善の選択肢」だったと擁護した。

香港警察の余鎧均氏は、「警官1人の命が危険にさらされていた」とし、「武力の行使は必要であり理に適っていた。警官自身を含め、命を失うか重傷を負う恐れがあった人を守るためだった」と説明した。

原題:Hong Kong Police Defend Officer Shooting Gun During Protest   Tensions Escalate at Hong Kong Protest With Police Weapon Fired (抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Natalie Lung

最終更新:8/26(月) 10:05
Bloomberg

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