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これが維新の清水貴之参院議員の「セルフ領収書」 「文通費」を自らに寄付して飲食などに支出 専門家「目的外支出で違法」

8/27(火) 11:41配信

アジアプレス・ネットワーク

先の参議院議員選挙において、兵庫県選挙区でトップ当選し2期目に入った清水貴之議員が、いわゆる「セルフ領収書」を発行して、「文書通信交通滞在費」(以下、文通費)を目的外使用していることが分かった。

日本維新の会が公開している文通費使途報告書と兵庫県選挙管理委員会が公開している政治資金収支報告書を調査したところ、清水議員が代表を務める政治資金団体「清水貴之後援会」が、2015年からの3年間で、会議費などの名目で約230万円の支出をしていることが分かった。「清水貴之後援会」の3年間の収入の内訳は、およそ15%が所属する日本維新の会など政党からの寄付、85%が「文通費」だった。

さらに調べて行くと、「清水貴之後援会」は、会議費などの名目で飲食代と思われる支出が2015年は39万9481円、2016年が74万9749円、2017年が115万8690円あった。会議費の支出先をみていくと、ホテルニューオータニをはじめとして東京や地元兵庫の飲食店がずらりと並ぶ。2013年、2014年は飲食代とみられる支出は確認できなかった。

◆「文通費」を会議名目で飲み食いに多額の支出

次に、「清水貴之後援会」の収入をみてみると、2017年は361万円で、なんとそのうち360万円が「文通費」なっている。2016年は、735万円のうち、435万円が「文通費」、300万円が日本維新の会などの団体からの寄付となっている。さらに2015年は889万円のうち885万円が「文通費」なっている。つまり、3年間で1985万円の寄付があり、そのうち約85%に当たる1680万円が、清水議員自身の「文通費」から自身の後援会への寄付であったわけだ。

「文通費」は、「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」第9条第1項で以下のように定められている。

「各議院の議長、副議長及び議員は、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため、文書通信交通滞在費として月額百万円を受ける。」

つまり「文通費」とは、文字通り、公の文書、通信、交通、滞在(事務所家賃など)に使用が限定されているお金なのだ。

「清水貴之後援会」の場合、2017年だけでみると、単年度収入361万円のうち、「文通費」が360万円と、収入のほとんどをが「文通費」が占めている。

それに対して支出は、飲食費とみられるものが115万8690円にもなっている。さらに2017年の収支の状況をみてみると、前年からの繰越金を使っても2017年の支出総額には45万円余り足りない。そうなると、2017年収入である「文通費」の一部を会議費名目の飲食代に使うしかなくなる。つまり、「文通費」が会議費名目で使われていることは間違いないと考えられる。

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最終更新:8/27(火) 13:21
アジアプレス・ネットワーク

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