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プログラミング教育実施直前の夏休み、教員も研修中

8/29(木) 11:02配信

ITmedia NEWS

 2020年度から小学校でプログラミング教育が本格スタートする。必修化前の最後の夏休みを迎えた今、全国の自治体では教員向けの研修会が多く開かれている。外部からは「実施に向けた準備に遅れが生じている」「自治体ごとにPC環境や教員の理解度が異なる」などの課題も指摘されているが、現場に立つ教員はどのような準備をしているのか。都内の小学校で行われた研修会に参加して当事者に話を聞いた。

【画像】外部講師を招いた研修会の様子

教員もプログラミングツールの使い方や授業展開を学ぶ

 8月中旬、落合第二小学校(東京都新宿区)で行われた研修会には、同校の管理職や特別支援学級の担任も含めた全学年の教員約30人が参加。それぞれ1台ずつ用意されたWindows搭載タブレットPCを使い、教育向けのプログラミングツール「Scratch」(スクラッチ)や「Viscuit」(ビスケット)の操作方法、授業での使いどころなどを学んだ。

 教員は外部講師の指導を受けながら、プログラムを書いてCGキャラクターの動かしたり、試行錯誤しながら思い通りの挙動になるまでプログラムを書き直したりしてツールの使い方を習得していく。

 プログラミングツールの基本操作を学んだ後は「Scratchを使って正三角形を作図しよう」という実際の授業を想定したケーススタディーを行う。例えば、「PCに正三角形を書かせる」という課題が与えられた場合、コードを書いて実際に三角形を出力するのは最終目標ではない。「まずは始点を設定する」「辺の長さや内角の角度はどう設定するか」など、正三角形を書くのに必要な手続きを洗い出し、上手に動くように考えてフローチャートを組む作業が重要だという。

 想定されるプログラミング授業の導入部分では、「そもそも正三角形はどうやって書くのか」という算数の振り返りから始め、子供にプログラムを書く準備をさせる。研修ではプログラムが早く組めた子供に「より短く書くには」「四角形以上の図形を描くには」といった発展的な課題を提示するなど、教員がどのように授業を進めるべきかの具体的なテクニックの共有もあった。

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最終更新:8/29(木) 12:19
ITmedia NEWS

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