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福島県全域250企画展開 秋・冬観光キャンペーン 10月スタート東京五輪へ誘客加速

8/30(金) 8:26配信

福島民報

 県観光復興推進委員会は二十九日、十月から来年三月まで開催する「『福が満開、福のしま。』ふくしま秋・冬観光キャンペーン」の概要を発表した。「絶景」「食と日本酒」「歴史・サムライ」「温泉」をテーマに、五十の特別企画を含め県内全域の二百五十以上のイベント・名所などを売り込む。二〇二〇年東京五輪・パラリンピックを見据えた観光キャンペーンの集大成とし、訪日外国人客(インバウンド)を含めた観光誘客を加速させる。

 県観光復興推進委員会長を務める内堀雅雄知事らが同日、福島市の福島グリーンパレスで記者会見し、概要を示した。

 各市町村などがキャンペーンに合わせて新たに準備したイベントや、同委員会がテーマに合致すると判断した行事や名所などを選んだ。一部は既に実施しており、九月に始まる企画もある。

 四テーマのうち、東京五輪・パラリンピック開催に伴い増加が見込まれるインバウンドの関心が高いサムライ文化の要素を加えた「歴史・サムライ」では、スマホアプリを使い県内にある新選組ゆかりの地を巡るデジタルスタンプラリーを展開する。また、会津若松市の鶴ケ城では夜間登閣や郷土芸能の披露などを繰り広げる。

 「食と日本酒」では、全国新酒鑑評会で金賞受賞数七年連続日本一に輝いた日本酒の蔵元などを巡るスタンプラリーを催す。JR福島駅-新白河駅間を結び、車内で日本酒を味わえる臨時列車も運行される。

 四月に全面オープンしたJヴィレッジ(楢葉・広野町)を会場とするイベントも実施する。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による被災地への訪問機会を増やし、福島県が復興に向けて歩む姿をアピールする契機とする。

 各企画の情報は首都圏で開催する観光博覧会やキャラバン活動、ホームページなどで紹介する。

 福島県の観光客入り込み数を季節別に見ると、秋冬(十月~三月)は春夏(四月~九月)の六割程度にとどまっている。同委員会は秋冬の誘客が課題とみて二〇一七(平成二十九)年度からキャンペーンを実施してきた。この結果、二〇一八年は五千六百三十三万六千人で、震災前の二〇一〇年実績の98・5%に回復した。

 内堀知事は「観光客数は震災前の水準にあと一歩まで迫った。関係機関と連携し、さらに増やしていきたい」と決意を示した。

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最終更新:8/30(金) 8:27
福島民報

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