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中川翔子さんが見た「SNSいじめ」の今 自分の居場所を作るために

9/1(日) 7:00配信

withnews

昨年、#withyouのインタビューで、中学時代にいじめられ、不登校になった体験を語ってくれたタレントの中川翔子さん。あれから1年。「大人の押しつけにしたくない」と、いじめの現状を知るため、いじめられた10代に話を聞きにいったそうです。その中でたどりついた、SNS時代のいじめの対処法。そして、大人が伝えなければいけない「押しつけじゃない」メッセージについて、語ってくれました。(聞き手:朝日新聞記者 松川希実)

【作:中川翔子さんの漫画】「24時間逃げ場がない……」SNS時代のリアルいじめ

SNSいじめの現状

テレビで、10代から寄せられる悩みに答える機会がありました。「わかる」「そうだよね」って思うこともあったけど、「今はそんなことになっているの?」って驚くこともありました。

私は10代のとき、大人に「学校卒業しちゃえば大丈夫だよ」みたいに言われると、「なんて無責任なことを言うんだろう」「私は明日も行かなきゃいけないんだよ」って思ったのを覚えていました。

今の悩んでいる子たちと、感覚の剥離(はくり)が起こらないようにしたいと思って、話を聞きに行きました。

現状は、厳しいものでした。大きく変わったのは、やっぱりSNSです。

グループLINEで、誰のことなのか名前を出さないで、悪口を言ったりする。
それでも対象者は「自分のことだ」って分かるらしいんです。その子が発言すると、急に全員沈黙する。
裏アカウントでずっと悪口を晒されるとか。本当にいろいろ。

SNSでいじめられると、学校以外の時間も、24時間、気が休まらない。
子どもにとっては、学校や家がすべて。そこにさらにSNSで、本当にがんじがらめになっちゃう。当時の自分がそんな状況だったら、どうしようって思います。

悪口を言われない人っていない

SNSとどう付き合っていったら、いいんだろう。

10代のころの私は、「うまくやらなきゃ」「うまくやれない自分ってだめなんだな」って思っていました。人と違うだけで、「あいつキモい」になっちゃうから、気を遣って、「みんなに好かれるにはどうしたらいいのかな」とか、ずっと考えていた。

でも、優等生みたいな子だって、悪口を言われない人っていないんだと思います。10代の頃に、そうやって傷ついて、傷つけて、学ぶところもある。

だから「悪口を陰で言っている人たちに気を使う必要も、そんな人たちに好かれる必要もない」って言いたい。本当は。でもそう思えるのは、私がもう大人だからかもしれません。24時間、きっと気になっちゃうはず。

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最終更新:9/1(日) 7:00
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