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<富津保険金殺人>仲間2人証人署名か 社長、被害者の養子縁組

8/31(土) 12:24配信

千葉日報オンライン

 富津市の港で千葉市若葉区の内装工、宍倉拓也さん=当時(23)=を溺死させたとして、殺人容疑で男3人が逮捕された事件で、内装会社社長、宍倉靖雄容疑者(48)=八街市砂=が拓也さんと養子縁組をする際、別の2容疑者が養子縁組届に証人として署名していたとみられることが30日、捜査関係者への取材で分かった。富津署捜査本部は靖雄容疑者が保険金目当てで2人に殺害の話を持ち掛け、証人となるよう依頼したとみて調べている。

 捜査関係者によると、拓也さんは昨年8月、勤務先の社長だった靖雄容疑者の養子になっていた。養子縁組の届け出には証人が2人必要で、書類には同社の従業員だった彫師の佐中佑輔容疑者(31)=四街道市和良比=と住所不定の内装工、金子栄司容疑者(50)の署名があった。

 また、逮捕された3人が昨年春ごろから殺害を計画し、無料通信アプリLINE(ライン)などで「養子縁組して保険金を掛け、海に落とそう」とやりとりを重ねていたとみられることが判明。拓也さんに酒を飲ませた上で現場の港に移動したことや、事件後に通信履歴を互いに消去した疑いがあることも分かった。

 拓也さんと3人は事件のあった1月27日の前夜、千葉市内のキャバクラ店で飲酒した後、靖雄容疑者のワゴン車で富津市に釣りをしに向かった。靖雄容疑者らは過去に何度か拓也さんと釣りに出掛けており、捜査本部は暗闇の港に警戒されずに連れ出すため、準備を重ねていたとみて調べている。

 靖雄容疑者らが「(拓也さんが)行方不明になった」と通報したのは夜明け前の1月27日午前6時すぎ。県港湾課や木更津海上保安署によると、現場には照明がなく、当時周辺は暗闇だった。干潮前で潮位が低く、海面から岸までの高さは約2メートル。水温は11度と低く、落ちれば助かるのは困難な状況だった。

 3人は、1月27日に富津市金谷の浜金谷港の岸壁から拓也さんを海に落とし、溺死させた疑いで逮捕された。いずれも大筋で容疑を認めている。

最終更新:8/31(土) 12:24
千葉日報オンライン

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