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能登演劇堂で日大生 中島に感謝 劇に凝縮

9/1(日) 8:40配信

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 七尾市中島町に滞在する日大芸術学部演劇学科3、4年生18人は31日、能登演劇堂で成果発表会を開き、約3週間にわたる共同生活や住民との交流の成果を反映させた4作品を上演した。学生は能登半島の「ノト」と演劇の「ゲキ」から「ノトゲキ」と銘打ったプロジェクトを展開。関わった多くの住民に感謝を示し、「演劇のまち」での交流が今後も続いていくことを願った。
 作品の一つは「この町で過ごした私たちのこと」で、一軒家での共同生活や農作業のアルバイト、釶打地区の納涼祭に参加した体験について、劇を交えて写真を見せながら語った。1人ずつ中島での思い出を披露し「後輩たちも経験してほしい」などと語った。「将来移住したい」と話す学生もいた。
 このほか、中島町の国重要無形民俗文化財「お熊甲祭(くまかぶとまつり)」の猿田彦の舞を取り入れた創作舞踊では、釶打地区の住民が太鼓演奏で出演した。祖父母との思い出を描いた劇、人が感じる都市と自然の距離感について考えた劇も上演した。
 学生代表の牛島青さん(4年)は「中島の人たちの優しさに触れて生き方が変わった。感謝の気持ちでいっぱい」と振り返った。約35年前に俳優仲代達矢さんが主宰する劇団「無名塾」の合宿の世話をした村田正明さん(71)は「久しぶりに演劇に熱中している若者と触れ合えて楽しかった」と話した。
 ノトゲキは中島町出身の舞台俳優瀧腰教寛(たきごしたかひろ)さんが町おこしにつなげようと、自身が卒業した日大芸術学部演劇学科に呼び掛けて実現した。学生は1日に帰京する。

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