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レッドブル・ホンダはベルギーGP決勝で、旧仕様”スペック2”のパワーユニットを使っていた?

2019/9/3(火) 9:05配信

motorsport.com 日本版

 ホンダはベルギーGPの金曜日に、レッドブルのアレクサンダー・アルボンとトロロッソのダニール・クビアトのマシンに、新しいスペック4のパワーユニットを投入した。

【動画】F1第13戦ベルギーGP決勝ハイライト

 しかしクビアトはこのスペック4をレースでも使ったものの、アルボンはチームメイトのマックス・フェルスタッペンが使っていたのと同じ古い仕様のパワーユニットに戻してレースを戦っていたことが分かった。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、レース後にアルボンとフェルスタッペンが、スペック2を使っていたことを明かした。フランスGP以降使ってきた、スペック3ですらなかったという。

 ホンダは、エンジンをどのように使い分けるかを開示しないだろう。しかしホンダのF1テクニカルディレクターである田辺豊治は、スペック4は期待通りに機能し、パワーユニットの全体のマイレージを管理していると語っている。

 フェルスタッペンはスパで、パワーユニットの問題に苦しむシーンがあった。ホーナー代表はこれについて、次のように語った。

「これまでのレースでは、非常にアグレッシブに走ることになった。そのうちのひとつは、ブダペストでレースに勝とうとしたことだった」

「そのため、以前のようにパフォーマンスモードでパワーユニットをアグレッシブに使うことはできなかった」

「それはパワーユニットの走行距離と、どれだけ厳しく走ったかということによるものであり、それ以外の何物でもない」


 フェルスタッペンは土曜日と日曜日にはスペック2を使っていたと考えられる。つまり彼が金曜日に悩まされていた問題は、スペック3で発生したモノのはずだ。

 田辺テクニカルディレクターは、エンジンのスペックに関する特定の情報を開示することはなかったが、フェルスタッペンに生じた問題を「より詳しく分析する」必要があると語った。

「それはおそらくコンディションか、何らかのキャリブレーションに起因するものかもしれません」

 そう田辺は語った。

「デグラデーションのような形の問題だけではありません」

 アルボンはベルギーGPでグリッド降格のペナルティを消化。モンツァではグリッド降格ペナルティなしで、最新仕様のスペック4を使うことになるだろう。

 一方、フェルスタッペンがモンツァでスペック4を手にするのも、ほぼ確実であるとみられる。実際に投入されれば、フェルスタッペンは今季初めてグリッド降格ペナルティを受けることになる。

 これによりレッドブルのふたりのドライバーは、シンガポールGPで走行距離の少ない、フレッシュな最新仕様のパワーユニットを使うことができるということになる。これは、レッドブル・ホンダが今季3勝目を収める大きなチャンスになるるということを意味する。

「スペック4は、ドライバビリティやキャリブレーションに関して、深刻な問題なく使い始めることができました。そして、適切に機能しました」

 そう田辺テクニカルディレクターは語る。

「走行距離、そして劣化の進行度合いに基づいて、シーズンの残りをマネジメントする必要があります」

Scott Mitchell

最終更新:2019/9/3(火) 12:36
motorsport.com 日本版

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